二人の会話はラテン語。ジュリエットたちがラテン語を使用していたのは、これと結びつくのですね。クラウディアが出産したのは双子の男の子。
一人は金髪のジェイコブ、黒髪の子には名前を与えられる間もなくクラウディアはその生涯を閉じることに。
黒髪の少年が黒い煙の男に成長するのですが、生涯で一度も名前で呼ばれることはなかったという。兄弟間だと、それほど名前で呼び合うことはないのかもしれませんが。
ジェイコブと違い黒い煙の男は外界との接触を好んでいたため、名前がないと不便だったのではないかなと。
島から出られないなら島を動かせばいい。金属がおかしな反応をする場所が怪しい。
この大胆な発想は、黒い煙の男のものでした。ベンやジョンが必死になって歯車を動かそうとしていたのが懐かしいです。
島の地下にある光は島の心臓。生と死と再生。
ジェイコブたちを自分の子をして育てた女性は、この光を守っていました。
この役目を引き継ぐのは、二人のうちのどちらか。
島の地下でこの光は繋がっているそうです。テンプルの泉にも、この光が流れ込んでいたのでしょう。だから死んだ者も蘇った。
ジェイコブと黒い煙の男の兄弟喧嘩は、最悪の結果に。
結果としてジェイコブが守り役を引き継ぎ不死身となり、光の源流へと突き落とされた男は黒い煙へと変貌したのでした。
彼らを守り役に選んだ女性の目に間違いがあったとしか言いようがなく・・・。
島へ漂着する人々が問題を抱えているのは、ジェイコブがそのような人を望んだから。
人とのかかわりが希薄なため、様々な人間関係を見守るのは興味深かったのでしょうか。
浮世離れしたジェイコブには、そんな背景があったのでした。
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