ある日アンガスの母親が殺人課を訪れる。あれはエディの犯行ではなく、他に新犯人がいるから見つけて欲しいと。母親は引越しをするために、部屋の整理をしていてヴィッキーからアンガス宛ての手紙を見つけだのだと。それはアンガスからのプロポーズに対する答えだった。他の人に知られたら危険だとそこには記されていた。
リリーはそれだけでは再捜査の証拠として不十分だと答えるが、女手一つで育てた息子と暮らした家を離れるの、という母親の熱意にほだされる。
ヴィッキーが車椅子の生活になってしまったのは、アンガスが原因だった。彼が車のスピードを出しすぎたために、事故が起こってしまった。しかしヴィッキーはその場にクレイグもいて、アンガスだけが事故の責任を感じることはないと説明する。自分も悪かったのだと。クレイグは元彼で、彼に見せつけるために、ヴィッキーはアンガスに車のスピードを上げるように頼んでいたから。
クレイグは、かなり偉くなっていました。あんなに広いオフィスをもらえるなんて。
やはりアンガスのことは許せない様子。病室に見舞いに行って、追い出された話をします。追い出したのは消防士で、ヴィッキーを車から救い出した人物。そして今のヴィッキーの結婚相手でした。
クレイグはアンガスのプロポーズのことは初耳で、驚いています。うーん、だとクレイグの犯行ではないのかな。
ウィルはなんだかこの事件に対して怒りを抱いているようです。アンガスを許せないというか。
そこでサットンと口論になってしまいました。スコッティやリリーはその様子に引いています。なんだかウィルが怒るのには理由があるようです。気を利かせたスティルマンが、サットンをコーヒーに誘い、外へと連れ出します。
そこでウィルの奥さんが交通事故で亡くなった話をしました。
サットンはしまった、という表情。こればかりは知らないと仕方のない話です。
ウィルとヴェラがアンガスの家を訪れます。ここでもウィルは嫌味の一つでも、とちょっとイジワル。
アンガスの母親は、何処吹く風といったところですけど。事故の後、落ち込むアンガスに大学に戻るように促すと、彼は消防士を目指しているのだと本を母親に見せるのでした。
ヴィッキーと結婚した消防士イアンが怪しいと、署で話を聞いていると、ヴィッキーがイアンは犯人ではないとナイフを持ってやって来た。それはヴィッキーの父親のクローゼットに隠されていたもの。見つけた後にヴィッキーは家を出て、父親と縁を切ってしまった。
しかし傷口とナイフに刃形が一致しない。
ヴィッキーの父親はサラダを作ったときに、血が付いてしまったのだと説明する。
ヴィッキーの弟は、ハロウィンの小道具として買ったのだと説明する。
血痕と思われたものは、食用絵の具だった。
ヴィッキーの誤解で家族はバラバラになってしまったのです。
ヴィッキーは車が横転した後に、さかんに足が痛いと泣き、ばたばたと動かしているのが見えた。
イアンが焦ってスプレッダーを車に差込み…
同僚の消防士はあれは不幸な事故だったと。
アンガスは消防士のレスキュー方法について学んでいた。
自分のせいではない。イアンのせいでヴィッキーは車椅子になったのだと。
確かに車のエンジンから煙が出ていて、一刻一秒を争わなければならなかった。
それでも自分が悪かったのだと謝罪して欲しい。
アンガスはイアンの家を訪れて殺害された。
そしてイアンはヴィッキーと結婚。
なんだかなあ。
イアンは逮捕されましたが、ヴィッキーが失ったものはあまりにも大きすぎて(泣)リリーがアンガスの母親と抱き合うシーンで流れるエアロスミスのドリーム・オンが、これまた泣かせます。
もしもあの時に事故が起きなければ。
ウィルも奥さんを守れたかもしれない。
アンガスも上手くハンドルを切れていたかもしれない。
時間は遡れない。
誰にでも起こる可能性があるのだと、諦めなければならない。
悲しいけれど。
残された者は生きなければ。
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