セルゲイ・ルキヤネンコ著「ナイト・ウォッチ」を読みました。
昨年の東京国際ファンタスティック映画祭のクロージング作品として上映されたので、早くロードショー公開して欲しいのですが・・。4月にお台場シネマメディアージュほか全国ロードショーだそうです。
公式サイトはこちらから。
予告編見ると、どうもイメージしていた感じと微妙に違うのですが(^0^;
イギリスの映画雑誌「EMPIRE」でのレビューと掲載されていた写真を見て、もう少しアナログな世界をイメージしていました。
アントンたちナイト・ウォッチはサングラスかけてるし・・。マトリックスっぽいビジュアルですな。
イゴールは可愛いですね。無垢な少年の感じが出ています。うーん、この子が(以下自粛)
あとは虎の子!!思ったよりも小柄な感じですが、暴れてくれそうで楽しみです。
ゲセルらしき紳士もちょっと出てきてるし。
薄闇の世界はCGで表現されるんだろうけど、どんな感じになるのかなぁ。
第一層、第二層の違いとか、どう表現されるのか。
三部作の第一作目ということですが、ロシアでは第二作めの「デイ・ウォッチ」がすでに上映され好評とのこと。小説の方も、「デイ・ウォッチ」邦訳版が出てくれる事を期待しています。いつになるのかちと不安ですが。
ロシアが舞台だけあって、地名や登場人物の名前の音の響きが、新鮮な感じです。会話などにもご当地ネタが出てきますが、小説では注意書きがあるのでそれほど理解に苦しむことはないです。あと、登場人物をフルネームで呼んだり、愛称で呼んだりする際にも、混乱しないように説明がついています。
ロシアはあとどれだけ血を流さねばならないのか・・というセリフがこの小説の根幹を表しているようです。
光と闇は協定を結び、均衡を保っているようで実は。物の見方が少し変わるだけで、闇にも光にもなってしまう。アントンは危うい所にいて、光の者だけど闇に傾いてしまいそうな危うい所が感じられます。
イゴールはどのように成長してくのか。まだまだ先は長そうです。
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