忍者ブログ
海外ドラマ(CSIシリーズ、LOST、HEROES/ヒーローズ、アグリー・ベティ等)のネタバレ感想をメインとしています。
28 . April
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

13 . March
身毒丸観てきました!面白かったです。

グラインダーの火花が荒々しい。鉄が熱で溶けた匂いが漂ってきました。これが花火だと美しさと繊細さが見受けられるのですが、これから始まる物語のように命がけの火花が舞台上に降り注いでいます。
霧の中から姿を現す百鬼夜行のような人々。ここは現世か夢なのか。

歌詞がとても印象的です。懐かしの昭和歌謡曲風のメロディが泣かせます。カーテンコールのときに流れていた曲も物悲しくてよいです。カゴメカゴメの替え歌も好きです。

予習するのをすっかり忘れていたのですが、それが反ってよかったです。なぜあれほど母を慕い、その身が憔悴しきってしまうほどの想いを抱いているのかがよく分かりました。母親が地獄にいると聞いて、すんなり受け入れてしまうのが凄いなと。毎日お仏壇に手を合わせていても、天国に行けないのは悔しくないのかしら。
上手側だったので身毒丸の行水シーンどきどきしながら見てました。
純粋な母親への想いが、撫子の登場によって穢れていくと思い込む身毒丸。撫子への愛を認めたくないから、あんなに反抗していたのかな。全身全霊をかけての愛。

せんさく可愛かった~。身毒丸との絡みはオペラグラスで見てしまいました(オイ)嫉妬によって殺されてしまう無垢な魂に涙です。あんなに身毒丸を慕っていたのにね。身毒丸にしたら、自分の欲しい物を全て手にしているせんさくを許せなかったのでしょう。

撫子は妖艶。母として求められながらも、女として生きていく決意をするまでの葛藤が、狂気じみていて圧倒されました。撫子、花散る里、と聞いて源氏物語を思い出すのは、一応履修していた証しということで(汗)光源氏も母親を失い、義母を愛した人でした。貴種流離なのも程度の差こそあれ、身毒丸と同じかも。
愛する身毒丸に疎まれ、愛が憎悪に変わるとき女って怖いなあ。
「おかあさん!ぼくをもういちどにんしんしてください」という台詞は、撫子の望み全てが詰まっています。なんて愛。あの人の子を産みたいというのは分かるけれど、自分を生んで欲しいというのはなんて感覚なんだろう。

全てが無に帰るとき、男と女は再び出会う。

PR
NAME
TITLE
TEXT COLOR
MAIL
URL
COMMENT
PASS   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事にトラックバックする:
ブログ内検索
該当記事が見つからない場合、ブログ内検索をご利用ください。
リンク
プロフィール
HN:
カンティーナ01
HP:
性別:
非公開
自己紹介:
当ブログfadaises分館は個人が作成しているものです。関係各社様とは一切関係ありませんので、ご注意ください。製作・著作者の権利を侵害する意図は全くありませんが、なんらかの指摘及び警告を受けた場合には、速やかに文章を削除いたします。

ブログの内容に関係ないトラックバックやコメントは、削除させていただく場合があります。
カウンター
アクセス解析
フリーエリア
カレンダー
03 2025/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30
Powered by NINJA BLOG  Designed by PLP
忍者ブログ / [PR]