以下の文章ではCSI:6に関するネタバレを含みます。
ご注意ください。
CSI:6 #18 IQ177
シャワーカーテンに包まれて遺棄された遺体。
女子高生ステイシーは、校内のシャワー室から姿を消し、遺体で発見された。
被疑者は同級生の少年マローン。妹のハンナがステイシーを殺害したと言っているのだが…。
ハンナは十二歳で高校三年生という秀才。飛び級ってやつですね。頭脳はあっても、体力はないので殺害はできないと見られています。
ソフィアはマーロンが自白したときに側にいたので、彼の仕業に間違いないと。
同級生によると、ステイシーはハンナをいじめていました。
インディゴチャイルド、つまりIQ177の進化した人間でも女性同士の諍いからは逃げられなかったわけで。
勿論両親はハンナの才能に大喜びですよ。でも同い年の子たちと一緒に生活するのも大切なんじゃないかと思いますが…。
マーロンよりもハンナの方が優秀だとしたら、しかも同じ学校にいたらマーロンは肩身が狭かったでしょう。
学校もさぼりがちだったとか。ステイシーはみんなの人気者だったらか、マーロンが嫉妬して殺害したと大人たちは思っています。
それでは証拠は?
マーロンの知識では、ステイシーが使用するシャワーにマンガンを仕掛け、驚かすことはできません。
ハンナなら出来る。背の高さは椅子に乗ればカバーできます。
化学の先生は、ハンナはそんなことをする子じゃないと言うけれど。優等生ならば、先生たちの前でどんな態度を取っていれば気に入られるか分かるのに。
騙される大人もなんだなあ。
被害者ステイシーの彼氏スコット・ベアードが容疑者として浮上する。
ステイシーの血が、スコットの父親の車内から見つかったのです。しかも血にはスコットの指紋が付いていました。でも血痕と指紋の説明は利に適っていて、サラたちはスコットが犯人ではないとします。
これではマーロンが無罪となる。
ハンナは自分が殺害を犯したという。
カートを使って遺体を運べば、十二歳の少女でもできる。
でも指紋や証拠になるものが出ない。
ニックと刑事さんはマーロンの仕業だと。
サラはハンナの頭脳による犯行だと。
それでも裁判でマーロンは無罪になってしまいました。
裁判後のハンナがこれまたムカツクのです。サラが心配して声をかけた所、ハンナはサラが子供の頃優秀だったろうけど、自分とは違うのだと見下します。変人ネタが人気があるから、手記の出版で大もうけしてやるのだと。自分が殺したのだけれど、兄がやったように思わせたのだとまで。両親は兄よりも自分をかわいがり、そんな兄が可哀想だから庇ってあげた。頭が良ければ無実になるの、とさも偉そうに。
頭が良くても、殺人で人間関係を解決しようとする辺り、いかにも子供でしょう。嫌いなものはいなくなればいい、では人生すまないですよ。学校でのいじめがもっと酷くなるかもしれない。ハンナの邪悪な心に気付く人は必ずいます。
サラも心配して損しましたよ…。
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