以下の文章ではCSI:6に関するネタバレを含みます。
ご注意ください。
CSI:6 #5 生きる定め
寂れた雰囲気の郊外の街並。
あちこちに血痕が飛び散り、床には血溜りが。絵に描いたような幸福な一家四人に何が起こったのか。
四人の遺体はどこかに運び出されたのか、見当たらない。
家中の引き出しや物入れが引っ掻き回されている。しかし、財布や自家用車には手を付けていない。
最初に駆けつけた捜査官はニックでした。バックミュージックがいつもの感じと異なり、もの寂しい曲調です。
ベッドサイドの引き出しには銃が入れてあるが、使った形跡は見られない。
グレッグが電気の使用料が異常に高いことに気付く。新鮮な空気を吸いに外に出ようとしたサラが、地下室へと通じる階段を見つける。階段を下りると、そこはマリファナの栽培所となっていた。これで、電気の消費量が高かったのも頷ける。
ニックの「両親は後悔している、って遅いけどね」という皮肉が利いています。
幸せな日常の足元で、犯罪の温床が育っている。ぞっとします。
通報したのは医者のマルコム・パーカー。父親のジュードと週一で会っていたのだが、家を訪れたところ電気が点いたままで人の気配がない。それで通報をしたのだと説明する。マリファナのことも知っていて、地元では売らず、余所で売っていたようだと。
一家の母親ニーナを、近所の友人が訪ねてきました。事件のことは知らないようです。
セージと名乗るその女性は、ニックを見て「第三の目が開いているわ。女性的な優しいエネルギーに溢れている。いい人生が送れるわよ」と話しをしました。いきなりそんなことを言われたら普通引いてしまいますが、ニックはにこにこと嬉しそう。確かにニックにはいい人生を送ってほしいです。
家の指紋は家族のものを除いて、三人分。そのうち一つから、17歳の少年マークが浮上する。
挙動不審なマークを見て、車のトランクを開けるように命じるウォリック。
そこにはゴミ袋に入れられた乾燥マリファナが。
またこいつの父親が弁護士で、不法逮捕だとかうるさいのですわ。こんな奴を黙らせるためにも、CSIの本領発揮ですよ。
車を調べているときに、グレッグが頭をぶつけたのは偶然なのかな。なんかグレッグらしくていいなーと。
ラボにあるような精密機器はないので、マリファナが地下室にあったものと同一か否か分かりません。
そこでウォリックは、マリファナが入っていたゴミ袋が事件があった家にあるものと同一かどうか比較します。
見事に一致。ウォリックといえば、みんなで食事しているときに、何気に奥さんの自慢してました。いいなー、奥さんが羨ましいですよ。
アーチーは監視カメラのばらばらな映像を、一つに合成して完璧な写真を作り上げました。かっちょええです。
そういえばホッジスは出番なしでした…。
四人家族のうち、末っ子のキャシーが生きている可能性が出てきました。
彼女の部屋に飾ってあった写真に、ヘンゼルとグレーテルの劇をやったときのものが。
そこからニックは、キャシーがグレーテルのようにチューインガムを落としているのだと気付きます。
今回のニックはキャシーを見つけ出そうと必死になるあまり、暴走気味でした。それを心配したサラは、去年の事件があってからニックは変わってしまったと慰めます。いつもはサラが被害者にのめり込み過ぎるのに、今回はニックが。だからこそサラは、ニックに話かけたのだと思います。
自分の体験があったから。
珍しくグリッソムの登場はありませんでした。キャサリンもベガスにいたままだったし。
PR