CSI編の原題は『Who & What』でWithout a Trace編の原題は『Where & Why』。導入部分はラスベガス、解決はニューヨークへと持ち越されます。
六年前ニューヨークでベビーシッターのアパートから、ジェイソン・テイラーという少年が誘拐された事件。ベビーシッターはバットで撲殺され、凶器は犯人によって持ち出されていました。
今回の事件では、カルメン・デイビスという女性が金づちで撲殺され、同じように凶器が持ち出されています。そして少年の誘拐。過去の事件と異なるのは、犯人がカルメンと顔見知りということ。遺体がタオルで覆われていたことから、犯人は後悔していると分かります。部屋に残された寝袋と旅行用歯ブラシから、少年と犯人はこの部屋に宿泊していたようですが。
グレッグとキャサリンは現場に六時間も足止めされていました。ドアに残された掌紋が、FBIが追っている人物のものと一致したためです。風圧で家が震動したため、何事が起きたかと思ったら。
ヘリにてジャック・マローン捜査官が登場です。まったく税金の無駄遣いだ!!とブラス警部が嫌味を言っても、ジャックは何処吹く風・・・。
ラスベガスの取調室でも暴走中のジャックです。ブラス警部が止めてくれたからよかったものの。
ホッジスはFBIに入りたいのか、ジャックに取り入ろうと必死な様子。でも“ごますり野郎はいらない”と素気無く一蹴されてしまいました。そりゃ、ホッジスはそういう所が玉に瑕なのだけれど、そんな言い方しなくてもと思ってしまいます。ホッジスの扱い方は、グリッソムが一番よく心得ているなあ~。
ジャックはグリッソムのオフィスにもケチを付けています。子豚のホルマリン漬けがまだあるなんて!!スタッフのこだわりが感じられて嬉しいです。
グリッソムとサラの関係をいち早く察したジャック。こんなとこばっかり勘がいいんだから。
刑事役でアンソニー・ルイヴィヴァーが登場。『サード・シックス』のカルロスの頃より、老けて見えて時間の経過を感じさせます。
そして第二の事件が発生。最初の現場から持ち出された金づちが発見されました。
サラは被害者家族に感情移入し、かなり不安定な状態になっています。これまでにも数多くの事件を捜査しているのに。心配そうなグリッソム。
カジノの録画ビデオ二十時間分をアーチーとニックの二人でチェックしていたなんて。目がしょぼしょぼしそう。おかげで犯人の次のターゲットが、ジーナという女性だと分かりました。
その頃グリッソムは事件現場の共通点に気付くのですが、犯人に一歩先を行かれてしまいます。
グリッソムが犯人を追うなんて珍しいかも。銃は苦手だとジャックにはお見通しなようです。
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Without a Trace FBI 失踪者を追え!シーズン6 #6 狼の末路
こちら側ではウィリム・ピーターセンがゲスト扱いになるのですねえ。
証拠を持ってわざわざニョーヨークにまで飛んでくるなんて。
サマンサもエレナも変な顔をしていたけれど、地下のラボってそんなに薬臭いのかな。グリッソムには関係なさそうだけどね。意外にグリッソムとサマンサってウマが合いそう!?
線路脇から発見された少年の白骨が、六年前に誘拐された少年のものだと判明。
ラスベガスで誘拐された少年は、連続殺人鬼テリー・リー・ウィッカーと被害者ジーナの間にできた息子コービーでした。
ジーナーはコービーに“父親は死んだ”と話をしていました。今回のケースでは、それで良かったです。
幼い息子の目前で事件を起こす父親って・・・。誰も傷つかないように、必死になっているコービーが健気で。
あのペンキ屋さんは怪我してしまったけれど、彼がいなければコービーは逃げ出す機会がなかったのです。
自暴自棄になって次々に事件を起こしていたテリー。ジャックたちには最期が予想できていたのかな。
テリーの妹シルヴィアは、いい人そうです。彼女にとっては、テリーもいい兄だったんだろうけれど。
コービーには幸せになったほしいです。
ジャックには六年目の事件が解決したと、遺族に伝える仕事が残っています。
「辞めようと思ったことはあるか?」
「毎日だ」
でもお給料のために働かないと、生きていけないから。グリッソムも毎日辞めたくなっていたんだなあ・・・。
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