様々な問題が複雑に絡んでいて、見終わった後にはグッタリです。
ブレックの父親は資産家で、何不自由させることなく息子を育ててきました。私立の学校に進学させたものの、ブレックは母親が病死したショックからドラッグに手を出してしまいます。ブレックは強固な意志でドラッグから足を洗い、シェルターで働き始めました。そんなある日、ブレックは父親に金を無心します。またしてもドラッグかと思い、父親はブレックを退けてしまったのですが。
本当にお金が必要なときに、ブレックは自分の信念をさらけ出す勇気がありませんでした。
彼のやり方は、正直悪いと思います。そこまで追い詰められていたとはいえ。
施設の職員タイラも、ブレックの資金集めのやり方を知っていながらそれを止めませんでした。
行き場所のない女性たちを守るために。
ドラックから脱出せないでいる友人を助けようと、必死だったグレック。恩を仇で返すとは、まさしくこの事。あの女性は、一生罪に苛まれて生きていくしかないですね。
ブレックの父親も息子と向き合う努力をして欲しかったな。お金に頼るところはあるけれど、話をして分からない人ではありません。最後には、彼の信念のためにとシェルターを守る基金を設立したのですから。
人形を握り締め走り出した少女に、救いが見えた気がします。
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