芸大美術館で6月10日まで開催中の「パリへ 洋画家たちの百年の夢」展に行ってきました。
陽射しは既に夏の様で、久しぶりに浴びた紫外線にやや疲れながら、美術館に到着。
平日の午前中ですが、GWの谷間ということもあって結構な人出です。
でも割と自分のペースで見ることができました。第二展示室の芸大コレクション「新入生歓迎・春の名品展」を入れても40分ほどで回れました。
黒田清輝の「智・感・情」は5月20日までの展示で、22日以降は「湖畔」が展示されるそうです。
「湖畔」は美術の教科書に載っていたなあと。「智・感・情」ですが、私には感が智に見えます。
あのきっちりしている感じが「智」を連想させるんですけどね。
芸大美術館の近くにある黒田記念館は、入場無料ですが開館時間が限られているのが残念です。
ラファエル・コランの「静寂」と和田英作の「こだま」は対をなすように並べられています。
前者が日の光を浴びた女性が静かに微笑みかけながらじっと立ち尽くし、後者は薄暗い森の中で何かに怯えている女性が大きく口を開けて何事かを叫んでいます。
怖い。
藤田嗣治の「私の夢」に惹かれました。釈迦の涅槃像を思わせる構図。横渡る女性の周囲に、動物たちが集っています。
陳列館で3日まで開催している「ケレン 主張する色彩」はやっていることを知らないのか、ほとんど人がいませんでした。学生さんらしき人がちらほらと。建物自体がいい雰囲気なので、ぜひ足を運んでみて欲しいです。
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