ニックがリリーとミラーをバスケの試合観戦に誘いますが、二人ともつれない様子。
男性陣だけで観覧することになりそうです。しかし、ミラーはなぜ毎週水曜日の夜は予定があるのか。ニックはその理由を知りたくてうずうずしていますよ。会話の流れで、ミラーが何処に行くのか突き止め、どうやらこっそり見に行くようです。刑事が同僚だと怖いかも…。隠し事ができないから。いや、隠し事なんてないですけどね。
エマが住んでいたフィッシュタウンは、社交界とは無縁の住宅街。エマの母親は、社交界に憧れていました。夫が宇宙飛行士で、宇宙へ飛び立てるチャンスが巡って来ました。舞踏会の責任者役の女性に、気に入られて社交界へとの距離が一気に近づきました。エマは物理学を得意とし、大学進学を目指していたため、不満気だったそうです。
うーん、物理は一番嫌いで苦手だった身としては、尊敬せずにはいられませんよ。エマみたいな人は。
エスコート役のトラヴィスは、実は他に付き合っている女性がいました。女性の名はランドン。舞踏会の責任者の娘でもあります。母親は、社交界に入れなければ娘は死ななかったと激しく後悔しています。社交界は娘でなく、自分の夢だったから。娘に夢を押し付けたばかりに、こんなことに。
エマが社交界デビューのチャンスを掴んだ陰で、蹴落とされた者もいました。スローン・キリン、成金で飲んだくれの男好きと、評判があまりよ良くない女性です。ダンロンは必要ない存在だったと。うわー、それも酷いなあ。
現在のスローンは、自分の肖像画を部屋に飾ってしまうような人。ごめん、苦手かも…。いかにもお金持ち~って生活です。彼女が会場にいたという目撃情報について尋ねると、トラヴィスの親友だったチップを待っていたと答えが。チップはダンロンのエスコート役を務めることになったのでした。
ダンロンがスローンを良く思わない理由がなんとなく分かりましたよ。エマとトラヴィスの仲が友人以上に近づいていると、こっそり教えたのがスローンだったのです。
言われなくても、ダンロン本人が分かりますって。
ダンロンはそれまで、自分の思い通りに生きてきたタイプで、それが初めての挫折だったとスローンは語ります。ええい、余計なお世話だよ。
ダンロンは母親のあとを継いで、舞踏会の責任者を務めています。娘がデビューするんですねえ。ダンロンはトラヴィスがユダヤ人だったことを隠していたと打明けます。そのことがばれたら、社交界を追い出され、ビジネスにも影響があります。名前もワイスマンからホイットマンに改名していたのです。そのことをばらされたくなかったトラヴィスが、エマを殺したのではないか…ダンロンは今まで隠してきた理由を、友人だからと答えます。一時期でも付き合っていたのだしね。
エマの父親が入院し、宇宙へは行けなくなりました。社交界デビューを辞退するため、エマは母親とともにダンロンの屋敷を訪れます。すると、ダンロンの父親マシューが、代わりに父親役を務めると申し出てくれました。
ダンロンは両親の関心がエマに向いているため、かなりヒステリックになっています。彼女も可哀想だなと。
恋人も両親も奪われた気分なのでしょう。エマの母親は、マシューと幼なじみでした。住み込みでマシューの屋敷の掃除をしていたのです。
「壁を感じなかったの?」
「心からの友だちだった…」
エマの母親とマシューは、いい友達だったのでしょう。それは事実だとしても、超えられない壁もあり。母親よりもエマはそのことに気づいていたと思います。
ダンロンの娘が、エマと同じ金のスワンの指輪をしている写真が、新聞に掲載されました。ダンロンは家に代々伝わる指輪で、この世に二つしかないと説明します。マシューがその一つを、エマの母親の十八歳の誕生日にプレゼントしていたのでした。
もう一つ、エマの指輪はオークションにかけられていました。
それはトラヴィスが盗んだものだったのです。奥さんは発作の後に、階段から転落したと証明されましたが…。
母親の勘おそるべし。
ニックたちは車に乗って、ミラーがいると思われる場所にやって来ました。
そこで、ミラーの娘がバレエを習っていたのだと分かります。ニックの予想は大外れです。まあ、反省会でも開いてくださいな。
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