メイコとボブのがんばりにより、カナダのニューファンドラント島周辺で起きていた謎の病症の原因が分かりました。筋力が落ちるこの症状が出ている子供たちは、血縁関係にあったのです。
さかのぼること数百年、アイルランド移民の夫婦から始まった劣勢遺伝の病気だったのです。
他の地域に血縁関係者がもっとちらばって行けば良かったのでしょうが、それと知らずに結婚したカップルに、遺伝の偶然から生まれた子供たちに発症していました。薬を作るには、時間とお金が必要です。ある一部の人たちのために、それだけのものを費やせるのか。裕福とはいえない漁村の人々には、地元の病院に相談するしかできないのです。次に生まれてくる子は元気なのか。親なら知りたいのも当然です。
デビッドは地元の医師たちに説明をすると約束してくれました。
アールも原因が分かって感謝の意を告げていますが、自分たちに原因があったとは予想もしなかったでしょう。
きっと誰かに責任を押し付けたかったんだろうなあ。その方が楽だから。
ようやく帰ってきたと思ったら、老人ホームから父親が行方不明になったと連絡が入ります。
デビッドは雨の中、車で捜しに出かけます。雨が降る中傘もささずに、ずぶ濡れになっている父親を見つけました。帰りたくないというのを説得し、なんとか車に乗せます。
父親は自分の顔も分からなくなる時があるとデビッドに打明けます。そのうち孫の顔も分からなくなってしまう。
そうなったら俺の頭を打ち抜いてくれ、そう言われてもデビッドが実行できるわけないですよ。
なんでイギリスからサイモンを呼んだのかなと思ったら、メイコとサイモンで研究していたプリオンを利用してアルツハイマーの進行を止め様としたのですね。あの小学校の子供たちにIQが上がった子がいましたっけ。
メイコもサイモンも、デビッドの前では何もなかったかのように振舞っています。でも、二人きりになると歯止めが利かないようで…。二人はデビッドにプリオンはその働きがまだまだ解明されていないし、発病したら一年ともたないと説明します。子供だから乗り越えられても、老人には無理かもしれない。それでもデビッドは以前のような父親に戻って欲しんでしょう。自分の親だったらと考えると、デビッドの気持ちも分かります。
コナーから兵士たちが回復したと連絡が入る。軍の研究者たちが薬を開発したのだと説明しますが、怪しんだデビッドが直接医師と連絡を取ると、上層部からこれを注射するようにと指示されただけで、何を注射したのか分からないと言います。何かあった時のために注射液を保存しているというので、デビッドはそれを調べたいと願い出ます。そちらに直接行くというので会う約束をして電話を切ります。
しかし医師はデビッドを会う前に、何者かによって射殺されてしまいました。
キャロラインはウェスの挙動不審に気付き、その理由を聞き出します。
国土安全保障省のコニー将軍に命じられ、国家機密だと言われていたために話さなかった。
ウェスも板ばさみだった。それを察し、キャロラインは追い込んですまないと謝ります。これがどこぞのジャックだったら、部下であっても膝撃ち抜かれそうだよ。
感染した兵士のDNAと健康な人のDNAと比較するために、ボブやキャサリンも協力します。
みんなのDNAにある抗レトロウィルス核が動き出したために、兵士たちは発病したのだと分かります。
誰が何のために目覚めさせようとしているのか。
ジルが風呂場で倒れているところを大家に発見されました。大家さんは一瞬、仕返しされたと思ったかも…。ジルは昏睡状態で、調べると兵士たちを同じ嗜眠性脳炎だと分かりました。
悪いことに一度回復に向かった兵士たちは、その後再発し病態は悪化していると。
デビッドはジルが死ぬかもしれないと知り、かなり動揺しています。やはりジルが好きなんだなあ。
嗜眠性脳炎は1928年に突然終息した。今回は同じようにいかないのでしょうか。
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