ニューヨークに行って来ました。
目的はスター・ウォーズ観賞とデンゼル・ワシントンの舞台「ジュリアス・シーザー」観賞。メトロポリタン・ミュージアムやMoMAにも行きました。
デンゼル・ワシントンは、出待ちをしていたファン全員にサインをしてくれました。
劇場を出て左手に、出待ちの列が出来ます。サインは劇場で配られるPLAYBILLにのみしてくれるようです。もの凄い人数でしたが、嫌な顔一つせずに一人一人親切にしてくれます。一緒に写真も撮ってくれました。
MoMAは相変わらずチケット販売が長蛇の列。隣にあるアメリカン・フォーク・アート美術館を越えて、その隣の空き地にまで列が。30分ほど並んでようやくチケット購入です。その日はNYに寒気が押し寄せていて、非常に寒かったです。
それにしても、大人20ドルはやはり高いですよねぇ。
谷口吉生氏のデザインが目玉の一つでもあるのか、建物内部のなんでもないような所を盛んに写真に収めていた人がいました。
ここから後はスター・ウォーズの感想です。ネタバレありですので、ご注意ください。
さて、スター・ウォーズですが写真にあるのはジーグフェルド・シアター。
ヒルトン・ニューヨークの近くにある、1500席ある映画館です。
中は赤絨毯で、シネコンというよりは格式ある劇場の趣き。
真中より前方はあまり段差がありません。ちなみにここはDLP上映です。
午前9時からの回は、10人いるかいないかぐらいでした。
こんなに空いていていいのかちょっと不安になるぐらい。
あともう1ヵ所、42丁目にあるAMC Empire25 Theatresにも行きました。
こちらは夜7時からの回だったので、かなりお客さんが入っていました。
段差がかなりあるので、前に男性が座っても余裕で見られると思います。
さて、スター・ウォーズですが観た後にかなりへこんでしまいました。
ダーク・サイドに落ちていく理由が理由なだけあって、悲しくて。
あんまりにも単純明快だからこそ、救い様がないという。
自業自得と言えばそれまでですが。
逆にアナキンを利用して、帝国を築き上げていくダース・シディアスの狡猾さが恐ろしく感じられます。イアン・マクダーミドの演技が絶賛されているのも頷けます。
ジェダイは個人に対する愛情を禁じているので、その件で悩んでいるアナキンの気持ちは誰も理解できないのが辛いところ。
アナキンがヨーダに相談しても「自然の流れだ」とか言って流されてしまうし。
そういう人の心の優しさや弱さにつけこむのが、ダース・シディアスなんですよねぇ。
ここまでとはいいませんが、世の中にいますよね。こういう人。
上映開始30分ぐらいは、R2が大活躍するなどかなりテンポ良く進んでいきます。
しかし、最初からかなり残酷的。周囲の外人さんたちも「Oh!」って言ってました。
あとは、ヨーダの戦闘シーンでは拍手喝采。わりと暗い話の後にヨーダが出てくる事が多かったというのもありますが。チューイの肩に乗っかる所なんか、可愛すぎ。
アナキンのあの姿は、かなり衝撃的です。
オビ=ワンも変な慈悲を出さずに、止めを刺してあげた方がよっぽど良かったのではないかと。
帰国してから、EP4、5、6を見直したのですがルークとオビ=ワンやヨーダとのやり取りが泣けてきます。その会話のなかでオビ=ワンが「物事には様々な見方がある」と言っていました。EP3を観て思ったのは、アナキンは彼なりの平和もたらしたかったのだなという事。それが他の人から見たら独裁であったとしても。この辺りのやりとりは、EP2でアナキンとパドメがしていました。草原で転げまわる辺りで。
これでスター・ウォーズ劇場版も終わりかと思うと、やはり物悲しいです。
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