ようやく読み終えた本。
■ 「バーティミアス第3巻 プトレマイオスの門」 ジョナサン・ストラウド 理論社
英国は米国と戦争を始めてしまうし、1・2巻に比べると飛躍的に話の展開が早くなっています。
バーティミアスがお気に入りのプトレマイオスとの過去が明らかに。
確かにこんな別れ方したら、後ひきずるよなぁ。
副題の「プトレマイオスの門」の秘密も分かるのですが、まさかあの人が行く事になるとは。
レモニー・スニケットの「世にも不幸なできごと」もそうだけれど、大人の世界は奇麗事では行かないよ、ということをきっちりと書いてます。バーティミアスの歯に衣着せぬもの言いが、ぴったりくるわけです。
でもバーティミアスはやっぱりどこか憎めないです。ナサニエルもそうだったように。
文庫版が出たら三冊揃えてもいいけど、単行本だとかなり場所を取ってしまうのが難点。
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