■ 「ユージニア」 恩田陸
■ 「図書室の海」 同上
「ユージニア」にカポーティの「冷血」の話が少し出てくるのですが、たまたま前日にカポーティの「冷血」の新訳が新潮社から出たのでそれを買うか買わないかと、職場の人と話をしていたのを思い出しました。これは「冷血」を読めということなのかしら(汗)。今年のアカデミー賞主演男優賞で、フィリップ・シーモア・ホフマンがカポーティ役で授賞。その映画「カポーティ」は「冷血」を書き上げるまでのお話です。
「図書室の海」は短編集。「オデュッセイア」と「イサオ・オサリヴァンを捜して」が好きです。
「オデュッセイア」ではココロコがんばれ!!と応援。ココロコの声のイメージとしては攻殻機動隊のタチコマで。
「イサオ・オサリヴァンを捜して」はSF長編「グリーン・スリーブス」の予告編的作品。メインの舞台はベトナム戦争なんですが、こいういう感じすきですね。絵が思い浮かびやすくて。いつの日か本編が読めることを楽しみにしつつ。
表題の「図書室の海」は「六番目の小夜子」に関連する話。「六番目~」はずっと気になりつつ読んでいない作品なので、これを機会に読んでみようかと。それを言ったら、「夜のピクニック」も読まないとなぁ。「ピクニックの準備」を読んでしまいましたから。映画は今年中に上映されるのかな。
■ 「ライオンと魔女」
■ 「カスピアン王子のつのぶえ」
■ 「朝びらき丸 東の海へ」
■ 「銀のイス」
クロニクル・オブ・ナルニアの第1巻から第4巻。現在は第5巻「馬と少年」を読んでる途中。
ナルニアの作品解説関連本が、山のようにあちこちの出版社から出ていますが、そちらまでは手がまわっていない状態です。でも、アスランが誰を暗示しているか、非常に分かりやすいですね。
職場の人に「ナルニア読み始めたよ」と話をすると、数名が「ああ、カスピアン王子の・・・」と返事がかえってきました。ピーターとかルーシーでなく、カスピアンなのか。ふーん。確かに、なかなか衝撃的な人生を送ってるものね。王子のキャスティングが非常に楽しみです。
「カスピアン王子のつのぶえ」の冒頭で四兄弟が見えない力に引っ張られていくところが好きです。
ジンが呼び出されるときってこんな感じなのかな~、と話合うところとか。
「バーティミアス」にはジンが人間界に呼び出されるときの苦痛が詳しく書いてあったな。
「朝びらき丸 東の海へ」さすがイギリス、海洋冒険物かぁ。未開の海へと乗り出して行くわけですね。
なぜだか「銀河鉄道の夜」を思い出しました。
「銀のイス」は物事が全て裏目に出るという、結構説教臭い話。美しい女性が騎士をお供にしていると、アーサー王の物語が思い出されます。そういやモルゴスは魔女だったね。
下記の本は積読状態(泣)のもの
■ 「標的は十一人 モサド暗殺チームの記録」 ジョージ・ジョナス 新潮文庫
こういうノンフィクションは、読む気を逃してしまうと読めなくなってしまうので・・。
集中力がないと、途中で挫折しそうで怖いです。
PR