R:MIXのストラルドブルグ―魔人邂逅観劇してきました。
十年以上前に発売されたゲームのストーリーが下敷きになっているそうです。
残念ながらゲームは未体験。ルクレチアという架空の国で様々な物語が繰り広げられています。
戦乱の世における正義とは。人は喜怒哀楽の心を失っても、人と言えるのだろうか。
ガープ(勝也さん)通称(?)楯のおじさんは、寡黙で格好いいです。ただ私の席からはしゃがんだ姿勢の時に、視界から消えうせてしまって寂しかったです。セレス(倉田知美さん)があねご肌の女性で、ガープも次第に彼女を守ろうとするのが良かったです。
純真無垢な少年ホルス(小島愛さん)は神の子と呼ばれています。
彼の父親は法王ユピテル(船戸慎士さん)。
権力の頂点に立つのは法王庁で、巨大な権力を我が物にしている。
ホルス可愛い~。同じ歳の子供たちと遊んだことがないから、相手もどうしていいか分からないところとか、そのギャップが笑えます。ホルスの身を守る神衛隊たちは、どんなに痛めつけられても再び立ち上がって来ます。人としての心はもはやなく、まるでゾンビのようです。目の前にあるものを倒すという本能にのみ従っています。相手が誰だか分かっていないのに、なぜホルスだけ狙われないのか。
なるほどな~と思いました。
法王庁の支配に抵抗するテロリストたち。
リーダーのマルス(藤田信宏さん)も最初はセレスたちを快く思っていませんでしたが、次第に打ち解けていきます。ガープとはいいコンビ。なんたってガープが命を預けるぐらいですから。
ミネルヴァ(南口奈々絵さん)とジェイナス(コンタキンテさん)の運命にはせつないです。
まさかあんなことが。
薬師メディス(堀川りょうさん)紫色のスーツで登場し、なんだかスネオ君みたいだなあ~と思っていたら、案の定嫌な奴でした。悪役が上手くなければ面白くないですもの。マッド・サイエンティストです。
付け入る隙を与えちゃいけません。
明るい話ではないのですが、好きだな~。
音楽も良かったです。
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