紀伊国屋サザンシアターにて『獅子吼 シンハナーダ』観劇してきました。
亀甲墓が舞台となっています。
これで沖縄のお話なのだなと分かりました。
が、現在と過去が入り乱れ、全体像を掴むまでが話の核ともなっています。
全ての記憶を忘れ、あの一日を毎日繰り返している。
その方が幸せなだったのかな、と観ていて思いました。諍いもなく、皆で仲良く暮らしている。ハムレットを演じてみたり、沖縄独特の舞を踊ったり。
けれど、現在に繋がるのが過去で、一つの時間に留まることなど出来ない。
そのことに気づき、過去を思い出そうとします。
それが、皆にとって封じ込めてしまいたかった時であっても。
あのご老人にとっても、時間があのときのまま止まっていたのかもしれません。
ようやく皆が揃って解放されたのかな、と思いました。
トークショーは河合祥一郎さんでしたが、するどい突っ込みで、内容の解釈をされていました。
なるほど~、ためになるなあ。
時間切れで終わってしまったのが残念なくらい。
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