以下の文章ではCSI:マイアミ5に関するネタバレを含みます。
ご注意ください。
CSI:マイアミ5 #20 セレブの秘密
廃屋で殴りあう二人の男性。なんだかその動きは映画みたい。と思ったら、やはり映画の撮影シーンでした。手に汗握るカーシーンは、トランクが開いていたために上手くいかず、監督とスタント担当者の間で口論が起きてしまいます。トランクの中をのぞいて見ると、そこには人気俳優で主演のブロディの遺体が押し込められていました。付き人のエディは、幼なじみだそうです。スタッフの間では、ブロディはあまり評判がよくなかったようで。
毎朝ざくろジュースに、コットン百パーセントのシャツを準備しろですと。撮影が延びると一時間につき二万ドル。それでも映画の続編は決まっていたなんて。でも、カリーがお気に入りの俳優さんとなれば、その人気ぶりが分かるような。
トランクの鍵こじ開けた後はありませんでした。鍵を持っている者がトランクを開けた。そこでスタントマンが呼ばれます。ブロディとお酒を飲みにいき、泥酔して車中でそのまま眠ってしまった。だから、ブロディとの記憶はそこまで。リハビリ施設で治療中のため、お酒を飲めないブロディが運転手役ですか。それは可哀想かも。
アレックスの検視により、ブロディの首に締められた痕が見つかりました。そこで治療施設へと向かうわけですが、あの曲を流すとは(苦笑)治療施設ホワイト・サンズの責任者は、守秘義務を楯に捜査を拒否。むう、またしてもウルフは偉そうにしてますよ。ブロディの部屋を調べると、窓に隠しカメラが取り付けられてました。ベッドを撮影する角度に合わせてあります。
カリーがゴシップ雑誌を買ってるなんて、なんだか意外。そんなの興味ないタイプかな、と思ってたのですが。
おかけでブロディの相手が分かりました。おなじ施設に入院中のアイドル、ホリーです。
丁度リアルで同じような事件がありましたっけ…あの方は永久に引退云々ですが(汗)
カメラの角度を変えていたのは、施設の所長。捨てに行こうとしたゴミ袋の中には、ロープが。言い逃れはできませんねえ。警察に通報せず、遺体を隠すなんてそれこそ犯罪です。しかし、刃物や身に危険が及ぶ物は一切持ち込み禁止のはず。なんだかトリップ刑事のネクタイが、カメレオンを連想させる色をしていて気になります…いつもはもう少し地味だったはず。
ロープにはヘロインが染み込んでいました。
ホリーが実は役作りのために、入院していたと判明。あの写真が出回ったおかげで、名前が売れたって喜んでますよ。親は泣いてるんじゃないの。汚れ役をやればアカデミーって、確かにそういう女優さんはいましたけどねえ。実際に飛びつくマスコミも悪い。
ロープはデンタルフロスをより上げて作ったものでした。なんだか気が遠くなるような作業です。カウンセリングのため、ブロディとペアを組んでいた少女キットでした。デルコとの会話は泣けます。
両親や周囲の人を失望させたくなくて、自殺を試みようとしたと。でも自殺したほうが、きっと皆は悲しむでしょ。
デルコいい人だなあ。親しい人よりも、見ず知らずの他人の方が、胸の内を明かせる時もあります。デルコもキットに救われたのかも。これがホレイショだとベタベタし過ぎるし、ウルフだと威圧的になりそう。デルコが一番。
自分の罪を告白するというカウンセリングのなかで、テッドはブロディから殺人を告白されていました。
そこでブロディの故郷の図書館で、古い新聞記事を調べる事に。マイクロ資料をあんな早く調べられるなんて。
そこから犯人を突き止められたのですが…人生をやり直すために俳優になっても、どれだけ有名になっても過去は切り捨てられなくて。逃げない勇気と通報する強さと。生と死の境目で、一人は被害者で一人は犯人に。
これが犯人の視点で語られると、また見方が違うのでしょうけど。ホレイショの締めの言葉が清々しくて、勧善懲悪になってしまうのでした。
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