以下の文章ではCSI:4に関するネタバレを含みます。
ご注意ください。
CSI:4 #12 蝶の亡霊
シャワー室で女性が二つ折りになって殺害されていた。立ったままで、首を切られた痕跡。
バスルームは、クレンザーで血痕が全て綺麗に荒い流されていた。どうして片方の部屋だけ、血をふき取ったのか。
法科学の国際会議に出席しているニックを除いたチーム全員で、捜査に当たる。
被害者の女性を発見したのは、同僚の看護婦。二日前に自分との約束をドタキャンし、今付き合っている彼氏との約束を優先したそうだ。翌日、職場を無断欠勤したのが心配で見に来た所、遺体を発見。彼氏マイケル・クラークは病院の外科医のインターンだった。遺体の切り口から見て、外科用のナイフで切られたようである。マイケルの犯行かと思われたのだが。彼は、ごみ捨て場からバラバラにされた状態で発見される。
この話が放送延期になった時、サラとグリッソムについての重要な話なのに、なんでやらないのかなあと不思議に思ったのですが、男性の遺体が問題だったんですね。すっかり忘れてました。
ロビンス先生は、自分が吊上げた魚を例に挙げて、成人男性を解体するには12時間30分ぐらいかかるだろうと言う。キャサリンは、犯人を褒める気にはならないと、ロビンス先生をやんわり否定。
ナースって凄いエロエロだよね~と嬉しそうに言うグレッグに対し、サラは冷ややかな軽蔑のまなざしをちらりと投げかけます。グレッグはしまったと思い、大人しくなるのですが、さすがはサラ。
被害者のデビーが、自分と似ていることに気付くサラ。グリッソムが、自分を現場から遠ざけたことが、なんとなく分かったようです。グリッソムは、被害者とサラがかぶってしまい、どうにも捜査がやりにくそうです。なんか、サラが死んでいるように見えたとき、グリッソムの胸中はいかばかりだったのでしょうか。サラへの愛情を再確認したのか、それとも。
被害者の家で証拠探しを続けるグリッソムの様子を、キャサリンが見にきました。
人間の集中力が続くのは16時間だから、一度家に帰ったほうがいいと言ます。16時間だというと、「24」なんか余裕で限界を超えているわけですねえ。一年に一度はそんな日がやって来るバウアーに、聞かせてあげたい台詞です。それはそうと、被害者の家の冷蔵庫をあさって、食事をするのはありなんですかね。グリッソムは後で買って返さないとと言ってましたが、そういう問題でもないような。腐ってしまうでしょう。
調査を続けるうちに、デビーの家には、複数の男性が出入りしていたことが分かる。
蝶が好きだった彼女は、アクセサリーにも蝶のモチーフが付いているものをねだっていた。嫉妬による犯行。しかし、断定できる証拠は出ない。自白に持ち込もうとするのだが、無理そうである。
グリッソムは、まるで自分のことを語るかのように、犯人の心境を語りだす。今までずっと仕事一筋で来て、ある日ふとこのままでいいのかと考える。そして、若い女性が目の前に現れてチャンスができる。彼女のために全てを捨てることになるかもしれない。私にはそれができない。しかし、あなたはそれをやった。やがて、彼女はあなたを捨てて別の男の所へ。だから、デビーは一瞬で殺し、マイケルは何時間もかけて殺害したのだと。
マジックミラーの向こう側で、グリッソムの言葉を聞くサラ。その表情は今にも泣き出しそうである。グリッソムは、サラのために全てを捨てることは出来ない、と告白したようなものだから。
PR