以下の文章ではCSI:6に関するネタバレを含みます。
ご注意ください。
CSI:6 #16 壁の鼓動
なんだか暖炉の前でロマンチックなムードの男女。と思ったら、煙突に遺体が詰まっていました。
いや~。駐車場にはネズミ捕りに引っかかったネズミがそのまま放置されているし…。汚いなあ。
煙突をそのまま切り取って遺体を取り出すのですね。ニックとサラの二人が担当だけど、力仕事はサラの役目。がんばってます。ニックやってあげなよと思うけど、サラが自主的にやっていそう。
既に遺体にはカビが生えています。うわ…。骨格からして男性のもの。デヴィッドが思ったよりも軽いと驚いていると、ニックがその謎を教えてくれます。普段はロビンス先生の役どころですね。
暖炉で燻されたにしては良く焼けているので、何処か別の場所で焼かれて煙突に突っ込まれたと考えるのが打倒のようです。
家の持ち主マーティン・シドリーは離婚して一人暮らしの男性。
一緒にいた女性は付き合いだして数ヶ月だそうです。
異臭に気付かなかったのかと問われ、普段からネズミの異臭などがしていてそのせいかと思っていたと。
あのネズミか(苦笑)
「外はパリパリで中はトロトロ」
って美味しそうな料理の感想じゃないんだから、ニックさん。髪の毛伸ばしたら、なんだか可愛くなっちゃって。
デヴィッドは「外も中もパリパリ」との答え。
身元不明の遺体の所持品は、黒焦げになったカード一枚のみ。クレジットカードだったら、すぐに身元が分かるのですが。
ニックがカードの画像を再生しようとしていると、グレッグ登場。グレッグもこのカードと同じスポーツクラブに通っていると判明です。うーん、体を鍛えてるとはお世辞にも言えないグレッグ。ニックにも突っ込まれてました。
ビリーズ・ブートキャンプに入隊して見たら?!
キャサリンとウォリックが捜査を断念していた少女失踪事件の容疑者が、今回の事件に関わっているマーティン・シンドリーでした。シンドリーは芸術家として、十六歳の少女キャロライン・フィッツギボンズを自宅に招いていました。そしてキャロラインは失踪。しかし証拠不十分として捜査は打ち切られていたのです。
シンドリーの弁護士がむかつく奴で、今回の事件とキャロラインとの事件は別のもので、キャサリンのやったことは違法捜査に辺り訴えてやる~!!と。キャサリンたちが認められる範囲内で捜査したところ、木製の床板の隙間から一滴の血痕が見つかったのでした。漂白剤で表面上は綺麗に拭き取られていました。如何にも怪しいじゃないですか。シンドリーにしらを切っているし。全くもう!!
ここでニックが登場し、会員カードを見せて知っている人物かと問います。
「私の息子だ」
シンドリーの息子タッドは、一年生を三回もやってそれを自慢したり、数週間もふらっといなくなることが度々あったそうです。それで寮のルームメイトは失踪届を出さなかったのだと説明します。
ルームメイトが死ぬとオール4がもらえるという都市伝説には笑ってしまいました。絶対にありえないでしょう。
タッドは写真をたくさん壁に飾っています。そこにあるメモの一つに目が止まります。キャロラインの父親、ドン・フィッツギボンズの電話番号が書いてあったのです。
血痕をDNAの比較をするために、キャロラインの歯ブラシやヘアブラシをCSIに届に来た父親に、電話番号を書いたメモについて尋ねます。
失踪した後でもいつまでも持ち物をそのままにしておくなんて。
父親は警察が頼りにならないので、息子のトッドに何か事件の手がかりになるものを見つけて欲しいと頼み込みに行ったのでした。しかしトッドは自分の父親は嫌な奴だけど、人殺しはしないと相手にしない。
仕方なく何かあればと電話番号を残していったのでした。
階段の血痕はキャロラインと一致。しかし、これだけでは捜査を進められません。
キャサリンもジレンマだろうなあ。遺体が見つからない限り先には進まないのです。
タッドのクレジットカードがガソリンスタンドで使用された。持ち主を逮捕できれば、事件の解決に繋がります。
監視カメラで店員に確認してもらうと、なんとトッド本人でした。となると煙突の死体は誰のもの?
なんとしてもシドリーを逮捕したいキャサリン。
家の見取り図と写真を比較しようとして、あることに気付きます。
屋根裏部屋の煙突の幅が異様に太い部分がある。
サラとキャサリンで現場に向かいますが、またしても壊す役はサラが担当します。楽しいのかな。
レンガの色が異なる場所があり、新しいのと古いものとの差が一目瞭然。
一ヶ所崩れると、後はサラが手で抉じ開けていきます。寄りかかるようにしてキャロラインはそこにいました。
出血の量からして、まだ生きているのに埋められてしまい、徐々に亡くなっていったのだと分かります。
苦しかっただろうに(泣)
キャロラインの遺体が家の中から見つかり、これでもう自白するだろうと思ったら、まだまだ甘かったのです。
弁護士は余計なことは言うなの一点張り。
シドリーは弁護士を静止し、本当のことを話したい、息子のタッドがやったことだと言いやがります。
絶対に嘘だね。
この様子をマジックミラーでトッドが見ていました。まさか自分の父親に殺人の罪を着せられるとは思っていなかったのでしょう。目を真っ赤にして、今にも泣き出しそうです。放蕩息子だけど、根っから悪い子じゃないのね。
「言いたいことがあるなら、今の内だ」
ニックのこの一言で、トッドは極悪人間の父親と向き合う決意をしました。
ようやく逮捕ですよ(泣)あの弁護士も今度こそ勝ち目がないでしょう!
煙突のふちから、キャロラインの父親ドンの指紋が見つかりました。
病院で働く彼なら、遺体を持ち去る機会もあったはず。車を盗み出して事故を起こし、焼死した身元不明の遺体を煙突に入れて、CSIが捜査の切っ掛けを得られるようにしたのでした。
ここまで父親を追い詰めたのは警察が捜査をしなかったから。疑わしき者は罰せず。性善説でなく性悪説でなければ、警察は駄目なんでしょうか。事実シドリーはキャロラインの殺害を隠し、彼女の写真を何点も家に飾り、のうのうと暮らしてきたのですから。
キャサリンも一人娘がいるので、ドンの悲しみや苦しみは理解できると思います。
それで捜査を始め様として、あの嫌な弁護士に妨害されたのですから。
なぜトッドの会員カードを遺体の側に置いたのか。
「我が子を失う辛さを味わらせたかった」
残念ながら、ドンのこの願いは叶いませんでした。なんたってシドリーは、自分の子に殺人の罪を着せようとしたのですから。死んで好都合だと考えたのでは。
事件は解決したけれど、あまりにも悲しすぎます。
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