一度有罪になれば、人生のやり直しは簡単にできない。
何か事件が起きれば、真っ先に疑われてしまう。一つの事件で交差する二人の前科者。
今回の事件はキャサリンが入れ込んでいました。早く犯人を逮捕したい気持ちは分かるのですが。証拠がないため、グリッソムは冤罪を危惧していたのです。ホッジスはすっかり八つ当たりされてしまいました。あれでも、かなり言葉を選んでいたのですが。被害者が可愛いか可愛くないかで、同情や目撃情報の集まりに差があるか否かは、正直案外微妙な問題なのかも。
「普通は知らない人の死を悼んだりしない」
ニックの言葉は的を得ていました。母親は遺体が放置された現場を訪れていたのです。でも、幼い少女が生き返るわけでもなく。グリッソムは映像を見つけ、キャサリンへの励ましになるかと思ったようです。一層遣り切れない、というのが正直なところ。母親もガラス窓にぶつかったのが元で、射殺されてしまたのですから。
ディーン・ジェームズの件は、似たようなニュースがあったよなと思いながら見ていました。
ドラッグでハイになり、屋外で真っ裸になったところ、隣の敷地に二十人もの子どもたちがいた。
メーガン法で有罪となり、仕事も恋人も人生全てを失ってしまった。
時と場所と国が違えば、こんな結末もあるなんて。
PR