CSIに続いて子どもが被害者の事件。これだけでもめげるのですが、おまけに冤罪と来た日には。
当時は高校生二人組みが面白半分に殺害した凶悪犯罪だとされていました。
殺害を自白したテディ・ニモが、刑務所で三十歳を向かえた後に自殺。
彼の遺品からは、真犯人が出したと思われる手紙が紛れていました。犯人しか知るはずのない、殺害現場の状況が書かれていたのです。永遠の闇に閉じ込めるため、子どもたちに目隠しをしたと。
ニモの母親は警察が息子を殺したも同然だ、と再捜査を求めます。
発砲事件から復帰したばかりのリリーは、ボスのスティルマンに反対されながらも捜査を始めました。
ニモは字も読めないし書けない、だからあの手紙を書いたはずがない。ディスクレシアだったのかな…。今となっては分かりませんが。母親の救いを求めていたニモ。息子の無罪を突き止めたのは、母親の力ですよ。駄目なところもあるけれど。共犯者とされたディラン・ノークスは、すっかり諦めていましたもの。
ディランはIQが190もあるけれど、どこかクラスの外れ者でした。ニモとは不思議と息が合っていたのです。里子として転々としていたディランが、冤罪で逮捕されるわけないと信じていたのが不思議に思えました。自分たちが悪役になればそれでいいなんて。
当時の担当刑事コネリーは、離婚までして事件の解決に躍起になっていました。
録音テープの隠蔽に、怪しい人物の目撃情報の紛失、証拠管理の甘さ。
未成年を十数時間も尋問し、誘導するのは虐待にも等しいことです。
先入観に囚われず、一から証拠を見直す。
変わり者と言われようと、リリーにはこの仕事が天職なんでしょうねえ。
彼女もたまに暴走しますが。真犯人を野放しには出来ない。
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