シーズン2第19話の続きとなるエピソード。
双子の兄弟、兄のリックと弟のグレッグ。リックが連続殺人犯にも関わらず、グレッグが事件について自白してしまったために逮捕されてしまう。リックはアリバイ工作のために、事件現場にグレッグがいるように細工していた。DNA検査による証拠は、一卵性双生児のためにどちらのものか判別は不可能。
ジャックはどうしようもできない、と諦めムード。サマンサは何とかできないのかと、憤っています。この話は見ていて、サマンサに共感しました。
それから五ヵ月後。
兄のリックは、弟のグレッグが勤めていたホームレス救済センターでボランティアをしています。本職は製薬会社の仕事だから、忙しい合間をぬっての事でしょう。
この救済センターに滞在していたモリーというホームレスの女性が行方不明になる。
彼女は、同じホームレスで給仕係を勤めているネッドという男性に失恋していた。
そのころ罪を認めていたグレッグが、弁護士を通して無実を訴え始めた。
モリーの殺害がリックによるものだという、確実な証拠があればグレッグは刑務所から出られる。
入れ替わりにグレッグが刑務所の中へと。
救済センターでモリーのことを知る女性に事情を聞くと、モリーは最近ドラッグを始めて、そのことでネッドとトラブルになっていたという。モリーのジャケットから注射器が出てきたのだった。しかし、モリーは自分のものではないと否定。モリーの態度に腹を立てたネッドは、顔も見たくないとその場を去ってしまう。
ネッドもここ数日、姿を見せていない。
駐車禁止区域に止めてある、不審な車が通報された。
車のトランクの中から、モリーの遺体が見つかる。車の持ち主はネッドだった。
教会の前に止めてあることから、誰かに見つけて欲しかったのだろうと思われた。
家宅捜査がネッドの家で行われる。クローゼットの奥からは、今までの事件の被害者たちの写真が何枚も出てきた。リックがネッドに罪を着せようとしていると推測したジャックは、この写真があったことを秘密にしておくことにする。責任は全て自分が被るから、と。でもビビアンに見つかってしまうのですな。これが。勿論不正なことが嫌いな彼女は、ジャックを責めます。でも、なんとかしてリックを逮捕するには、時間を稼ぐしかないのだと反論します。そういえば、以前にも違法すれすれで解決した事件がありましたっけ。ロサンゼルスにいるジャックも、かなり無謀ですが(苦笑)
ジャックとサマンサはいいコンビです。過去は過去、現在は現在。サマンサの着眼点の良さは、さすがです。
双子の兄弟の結びつきは固く、なかなか真相にたどり着きません。
しかし兄弟の子ども時代を知る人物から聞いた話で、ジャックはある大事なことに気付きます。
机に飾られた弟の写真は、自分と全く同じ。なんだか気味が悪いです。弟一人でなく、他に誰か写っていれば良かったのですが。このような些細なことから、相手の心理を読み取っていくわけです。
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