自然史博物館といえば、映画「ナイト・ミュージアム」の舞台です。科学博物館には、小学生のときによく行ったなあと思い出しながら見ていました。
イアンの弟エリオットも、兄の面倒を見なければならないから大変です。恐竜の化石を見ていたイアンが、その場から動くことを嫌がり、エリオットを突き飛ばしてしまい、それを見た父親が叱責したことが切っ掛けとなり、イアンは行方が分からなくなってしまった。
イアンは知能指数は平均的だが、対人関係が非常に苦手。時計をしているのも、何のためなのかは分かっていない。母親は家から逃げ出すのも得意だたったから、疲れきっている。自閉症の症状が分かったときに、自閉症の子を持つ親の会に参加したが、こんなに大変だとは思っていなかった。
専属の付き添い人アニューは、体調が悪いということで博物館の付き添いを休んでいた。
変化に弱いイアンのために、母親は前の晩に父親がアニューの代わりに付き添うからと説明していた。でも、アニューがいいとイアンは繰り返す。
アニューはインドからの移民で、社会福祉士の修士号を取得していた。ジャックたちは彼女が誘拐したのではないかと睨む。アニューの話によると仕事を休んで、次の仕事の面接を受けていたという。イアンの両親が喧嘩しているのを目撃し、クビになると予想していたからだった。父親はエリオットの面倒も見なければならないので、イアンを専用の施設に預けるといい、それがもとで夫婦喧嘩に。
アニューは父親は忍耐強くポジィティブだったのに、一週間前のある日から突然変わってしまったと話す。
博物館のスタッフで名前を次々に変えて、盗みを働いているものがいた。
横の繋がりが弱いから怪しい人物の注意喚起が出来ないのですかね。
イアンは温かくで静かな場所を安心するので好むという。それで地下室に下りていったところを、盗みを目撃して連れ去られたのではないか。
しかし容疑者は、何もしていないと言う。頬に血が付いていたので心配して声をかけたが、パニックになったイアンは走って逃げてしまった。
現場に血痕が残っていたため、DNA検査をすることに。
しかし両親は嫌がる。何も後ろめたいことがなければ、従えばいいのに。あまりにも否定するのを見て、何かあると感じたジャックはイアンの担当医を呼び出す。治療については守秘義務があり言えないが、父親の様子に変わったことはないかと忍耐強く聞き出す。父親はイアンと血の繋がりがないと分かった。だから急に治療に来なくなったのも納得できる。イアンと母親は血の繋がりがあるので、浮気して出来た子どもなのか。
妻の裏切りを知った夫が、子どもを殺害し、その遺体を隠したのか。父親は嘘発見器にかけられるが、結果はどちらとも言えないものだった。
最後はしんみりさせられました。父親とジャックの和解のシーンにも。二人ともイアンのことを心配しているために、ヒートアップしたのだもの。マーティンがエリオットを一生懸命に励ますところも、いいです。
血の繋がりがなくても、父親は息子を愛しているのだと。でも母親との関係は、これから後が大変でしょう。
ジャックも自分の子どもたちに会いたくなったのだろうなあ
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