チェルシーが付き合った中でも長く続いた男性は、妻子もちのクラブ経営者ババック。
それでも二ヶ月といいますから。
「セレブ気取りの勘違い女、どうせ今だけだ」
いやもう仰る通りです。
ビビアンも今だけなのに、とチェルシーに嫌悪を抱いているようです。あからさまに嫌がってます。
サイン会に二時間も遅れて、一言の謝罪もなし。ようやく来たかと思ったら、トイレに閉じこもりメイク直しに十五分も出てこない。
「嫌な人だとよく分かったわ」
サイン会に来ているのは、チェルシーに憧れる十代の少女たち。何か間違っているよなー。
怪しい男が現れた。妹がチェルシーのせいで自殺したのだと。何度もファンレターを送ったが、返事がなく、悲観して自殺したのだと。
「何千通もファンレターが届くのだから、いちいち返事を書いていられない」
チェルシーは自分の行動がどんな影響を及ぼすのか、全く分かっていない。
秘書に形式的な返事を遅らせてもいいのに。お金があるなら、それぐらいできるでしょう。あとは、もうファンレターはありがたいけど、返事は書けないとはっきり断るか。
インターネットのサイトで、チェルシーの生死を決める投票が始まる。
マーティンとサマンサは、相変わらずこっそり職場でいちゃついてるし。まだ公表しないようで。
ビビアンは薬を飲み始めましたが、やはり走ると苦しくなってしまいます。
チェルシーは助かったけれど、これから一生傷を負っていきます。根はいい子だと分かったけど…。
広報のリズの存在も悪い影響を及ぼしたと思いますが。
犯人に対してもマスコミはフラッシュをたく。
なんだかチェルシーよりも犯人に注目が集っていたのが、皮肉です。
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