ジューンの部屋にはいろんなアイドルのポスターが飾ってあります。その中にオーランド・ブルー発見。いや、久しぶりに姿を見かけました。元気にしているかしら。
クローゼットからは高価な宝石や衣装が見つかる。母親に対しては、勤め先の奥様から頂いたと説明していたのだが、サマンサはその話が嘘ではないかと疑う。
ジューンの勤め先には、何十年にも渡って勤めているベテランの家政婦さんがいる。彼女に言わせると、ジューンは真面目によく働くいい子だけど、近頃は調子に乗っていて身のほど知らずなところがあったと。ジューンが十数歳も年の離れた庭師のアンソニーと付き合っていたことも分かる。アンソニーに事情を聞くと、夜中に泣きながらジューンが電話をかけて来たのだと話を始める。しかし、ジューンはニッキーをかわいがっていたから、とても誘拐をするとは思えないのだと。
100万ドルの身代金要求の電話がかかってきた。逆探知して、何処の公衆電話からかけて来たのかを突き止める。だがボイスチェンジャーによって、声は男性のものか女性のものかすぐには分からない。
そこはジューンの姉の職場から近い所だった。ここでビビアンの感が働きます。姉が怪しいのではないかと気付いたビビアンは、真実を聞き出します。
ジューンから母親のテリーがニッキーを虐待していたから、助けるために連れ出したのだと事情を説明されたのです。身柄がの安全が保証されないので、大金が必要だと。そのための身代金要求だった。
テリーが十五歳のときから、アンソニーと付き合っていたことが分かる。父親に二人の仲を引き裂かれて、ローレンスと結婚したのだった。しかし、アンソニーとジューンがいちゃついている様子を見たことに嫉妬を覚え、我慢できずにジューンを解雇したのだと。裏でアンソニーが糸を引いて、大金を手にしようとしているのか。
事件は最悪な結果を迎える。
赤ちゃんは遺体で発見された。森の中で土の中に埋められて。ダニーは足早にその場を立ち去り、ジャックは放心状態です。ジャックは私生活では二人の娘がいる父親なので、いろいろ思うところがあるのでしょう。
離婚協議中の母親の下に娘たちはいて、多忙なジャックは中々会えないでいるようです。長女は思春期なのか、ジャックと電話で話そうとしません。
長距離バスの中でジューンが拘束されたとの一報が入る。
怒りに駆られて感情を押さえられそうに無いジャックは、尋問をビビアンに任せます。
ジューンは四万ドルの現金を所持していた。ベビーシッターの仕事だけで稼げる金額ではない。誰かに頼まれて、赤ん坊を殺して埋めたのか。
ジューンは泣きながら真実を語りだす。
母親のテリーが、ベッドで寝返りをうったときにニッキーを圧死させてしまった。
ローレンスが気付いて、ニッキーを蘇生させようと努力するが時既に遅し。ジューンは薬のためか、目が覚める気配はない。騒ぎに気付いたジューンが、部屋にやって来る。急いで救急車を呼ぼうとする彼女を止めたのはローレンスだった。彼女に現金を渡して、全てを仕組んだのはローレンスだった。
ジューンは有色人種で貧しい。一方、ローレンスたちは白人で金持ちだ。そのことを指摘されて、ジューンには勝ち目が無いから逃げるしかないと思い込まされてしまった
逃げなければ、捜査官達は先入観を持ってジューンを怪しいと思ったのだった。
ジューンの母親と姉は、何があっても彼女のことを無実だと信じていたのに。
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