ピーターが目覚めると、病院のベッドの上でした。
死のうとしたことになっていますよ。非常階段に落ちたところを、ネイサンが助けたのだと。
お見舞いに来た母親から、ピーターは衝撃の事実を知らされます。父親は自殺だったのだと。心臓の持病は嘘で、自殺未遂が二回あり三回目にとうとう成功したと。父親は23歳の時に重い病気と宣告されていました。その病気は妄想により自分が特別だと思い込み、現実と折り合いが付けられずに、自殺願望を抱いてしまうのだそうです。だからピーターも父親と同じように、自殺しようとした。
これは自分が異常だと説得させられているようなものです。
モヒンダーの家に、害虫駆除のために来たと嘘丸出しの不審な男が侵入していました。モヒンダーは、もうここまで来たのか、とう思って慌てて追い出しにかかります。揉みあいになり、男は逃げ出します。追いかけるモヒンダー。そこへ通りかかったアパートの住民の女性が、モヒンダーの助けになってくれるとは。その女性は故チャンドラー・スレシュ博士の知り合いでした。研究についても色々聞かされていたそうです。
目覚めると男たちの遺体に囲まれていたニキですが、息子のマイカを友人宅に迎えに行かねばなりません。
慌てて車を走らせます。カメラに何か映っているかもしれない、そう思ったのですがカメラが倒されてしまい、砂嵐と男たちの叫び声が聞こえているだけ。ニキの怒鳴り声も入っていました。他に誰かがやって来た気配はありません。気が遠くなり、車を近くの駐車場へと止めます。携帯の着信音で目覚めると、マイカからでした。
「どうしたの?あれから四時間も経っているよ」
そう言われても、ニキには記憶がありません。
ニキは友人宅に着き、今まであったことを話ます。自分はおかしくなってしまったと。しかし、ニキの夫が二人のために殺害したのよと、友人には相手にしてもらえません。ニキの夫は警察に追われる身で、逃亡中だそうです…。ニキは証拠を消すために、家へと戻りました。そして家を出る準備をしなければなりません。
マイカには荷物をまとめるように言い、自分はガレージへと向かいます。錆び付いた鉄の匂いがむっとすると、覚悟してガレージを開けると、何事もなかったように綺麗になっています。あの空白の四時間にもう一人のニキがやったのではないでしょうか。
ガレージの天井からは、紐に結わかれた車の鍵がぶら下がっています。ニキが後ろを振り向くと、そこには、真っ赤なスポーツカーが。目立ちすぎでは…。乗ってみると、ダッシュボードにはニキ名義の車検登録証と、トランクの中の地図に従えとメッセージが。トランクを開けてみると、そこには…。
クレアが実の両親に会いたがっても、義父は大人の都合だと許しません。上手く言い含められてしまいました。
テレビでは列車事故による火事のニュースが盛んに流れています。クレアが学校に行くと、保安官を助けたチアリーダー探しが行われる事に。出るに出られないクレア。すると、ジャッキーという少女が私がやりましたと名乗り出ましたよ…。なんだこの女。クレアにとっても好都合なのが悔しいですよ。クレアはちゃんと保安官の様態を尋ねました。依然として重体、意識不明だそうです。でも命があって良かった。
ザックはクレアに話し掛けそびれていました。リュックにいれておいたはずのテープがなくなってしまったと。
なんとしても探し出すのよ!!ちょっと切れ気味のクレアが、フットボール場を横切ろうとすると、全速力で走って来た選手と接触してしまいました。思いっきり吹っ飛ばされ、顔から地面に叩き付けられます。うわ、ぼきって言ったよ。あのー、エクソシストになってますから。首が百八十度回ってますから。あの、みしっと回して元に戻されても…。ザックも流石に引いてます。他の人に見つからなくて良かったね。
テープを手にしていたのは、クレアの義父でした。一体どうやって…。クレアの秘密をどうしようというのでしょう。クレアの実の両親についても気になる所です。
ロサンゼルス。
連続殺人犯が豪邸で殺人事件を犯しました。警察官のマット・パークマンは、少女の「助けて」という声が聞こえ、その姿を求めて屋敷の中へと入っていきます。
母親は何本もの刃物で階段の脇へと貼り付けにされ、父親はかちこちに冷凍され、更に頭部を輪切りにされています。一人でやったとは思えない犯行。その殺害の方法も謎です。
これはサイラーがやったものなのか…。刑事たちの会話に、スレシュ博士の遺品であるテープに書かれていた名前が出てきました。サイラーに特殊能力があって、それを悪用したなら。
マットに気づいた刑事たちが、部外者は立入り禁止だと行く手を遮ります。口に指を当て、少女の声が聞こえなくなると「しーっ」よって見せ、階段の方へ近づいていきます。隠し扉になっていたその空間に、少女は隠れていました。お父さんもお母さんも殺されたの、と怯えてなかなか外へ出てきません。マットが自分は警官で助けに来たと説明します。いいなーマット優しそうだもの。
しかし、彼の活躍が思わぬ波紋を呼ぶ事になってしまいました。刑事のオードリー・ハンソンが、昇進試験に何度も落ちているマットの自作自演だと言い出したのです。酷い…。マットは少女の心の声が聞こえてきたと説明しますが、オードリーの心中も聞えて来て、上手く説明することができません。マットが少数の事件関係者しか知らないサイラーの名を口にしたため、あれよという間に手錠をはめられてしまいました。
スレシュの家で、隣人の女性が全てを打明けてくれました。
女性は一人で食事をするのが侘しくて、わざと二人分作ってはチャンドラー・スレシュと一緒に食べていたそうです。いい人だわ。
「大変だわ。モヒンダーがいない」
チャンドラーが飼っていたトカゲに、自分の息子と同じ名前をつけていたなんて。
女性がトカゲを探す間、モヒンダーは留守電を再生します。一件目は、ネイサン・ペトレリから一票お願いしますと。まさかこんなところに(苦笑)そして二件目は、サイラーから。チャンドラーがサイラーの潜在能力を開化させたのでした。しかし、その力を持て余し、連続殺人鬼になってしまうとは。
モヒンダーはチャンドラーとサイラーの会話を録音したテープの存在を思い出しました。
トカゲを無事に見つけ、水槽へと戻すと、USBメモリが水槽の底に落ちていました。何が入っているのでしょう。
「ハロー、ニューヨーク!!」
テレポーテーションが成功し、はしゃぎまくるヒロ。キオスクで、あるアメコミに目が止まります。『ナインス・ワンダー"ヤッター!!"』慌てて立ち読みしようとすると、店の人に立ち読み禁止だよと起こられてしまいます。
でも日本円で払われてもね…。売買成功したと思ったヒロは、むさぼるように読みます。そこに描かれているのは、一字一句間違いのない昨日の自分。奥付に書かれている著者の住所を見て、会いに行くと誓います。
著者はアイザック・メンデス。マイカも同じシリーズの漫画を読んでいましたっけ。
住所を頼りに、アイザックの部屋を探したヒロ。「コンニチワー!!」と声をかけても無反応です。ドアを押してみると、鍵が開いています。部屋の奥に入っていくと、描きかけの漫画があります。今この時のヒロそのものが。
更に奥へと入っていくと、血溜まりと床に転がっている銃を見つけました。気が動転し銃を手にし、先へ進みます。開けた部屋には、頭部を輪切りにされた男性の遺体が横たわっていました。ロサンゼルスの手口と似ているような気がします。これってアイザックなのかな。顔がよく見えないのだけれど。
「銃を下ろし、両手を上げろ!!」
ヒロは何人もの刑事と警官たちに囲まれていました。
フルカワ刑事がヒロの通訳をします。しかし、テレポーテーションの説明が通じるはずもなく。
でもパスポートもなく、両替もしてないのは、謎のまま。ヒロは日本にいる知人が事情を知っていると説明し、フルカワ刑事が同僚のアンドウへと電話をします。するとヒロは五週間前に姿を消したままだと聞かされ、昨日アメリカに来たというアリバイは崩れました。てことは、今は何日なのでしょう。新聞の一面にはペトレリ当選!!の文字と写真が。日付は11月8日です。何時の間にそんなに時が。窓の外を見ると、太陽ではない眩しい光と、高層ビルの間を砂埃が押し寄せてくるのが見えます。このビルも吹き飛ばされてしまう、危ない!!
ヒロがおそるおそる目を開けると、そこは地下鉄の中。
てことは11月8日までに止めなくてはいけないのでしょ。
うーん時間が決まっているだけに大変そうです。
誰かが何処かで繋がっていて、群像劇なのはLOSTと同じかなと思います。
ただ暗い過去がある人ばかりでもなく。映像的には残酷な描写が含まれますよね。
特にクレアやピーターなんて真似する子がいたら大変ですよ。
ヒロのヤッター!!は真似して大丈夫だけど。なんとなくモルダーとスカリーを呼べと思ってしまいました。
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