以下の文章ではLOSTに関するネタバレを含みます。
ご注意ください。
LOST #11 見えない足跡
原題は「All the Best Cowboys Have Daddy Issues」で、ジャックのフラッシュバック第二弾です。
クレアとチャーリーが、乗客名簿に名前の無いイーサンにさらわれた。サイードが怪我をして帰ってきたばかりで、ケイトはジャックに治療をするよう願うが、ジャックはさらわれた二人の行方を探しに向かう。
ロックが一緒に行くのだが、途中で足跡を見失い、準備して出直した方がいいとジャックに告げる。でも、ジャックは頑固なので、なかなか受け入れようとしない。結局ロック独りで戻り、ケイトとブーンを含めた三人で捜索隊を組む。
ジャックは独りで森の中をかけて行く。父親が、手術ミスで患者を死なせてしまったことを思い出しながら。交通事故で運ばれてきた女性患者、父親は冠状動脈を間違って傷つけ、出血多量で死に至らしめてしまったのだ。父親はアルコール依存症で、ランチでも何杯もの酒を飲んでいた。手がふるえているのを目にした看護士が、あわててジャックを呼びに行ったのだが、時すでに遅し。父親は、事故で負った傷で、手に負えない状態だった、よくあることだと言う。
ソーヤーは、怪我を負ったサイードのもとを訪れていた。チャーリーのことを「あの人は今、の元スターさん」とか言ってます。ヒドイ…、本当のことだけどさあ。ジャックが二人を追っていったことを、説明するのです。果してサイードは森の中で、他の人たちを目撃したのだろうか。取り囲まれている感じがした、と言うのだが。
ロックはブーンと一緒に、森の中で迷わないように赤いシャツを切り裂いて、木に巻きつけて目印にしていた。ブーンが、「スタートレック」の話で同じようなことがあったのだ話出す。下っ端が赤いシャツを着ていて、最初に殺されてしまうのだと。ロックさんはスタートレックを知らないようで、部下が死んだのは上司である船長の責任だと。このあと、二人の身に降りかかる話を予言しているかのようです。
そしてロックさんの勤めていた会社、「箱」を造っているそうですが。うーん、箱って。
ジャックは、ケイトがあまりにも狩に詳しいことを怪しむ。ロックさんはまだしも、なぜケイトが。ケイトは渋々、父親が陸軍のレンジャー大隊に所属し、休日には一緒に森に入って何時間も野生の鹿を追っていたのだ、と説明する。信じられない様子のジャック。
ジャックの父親の医師免許が剥奪されるかもしれない。患者の夫が医療過誤で訴えるという。父親はジャックに、何も言うなと口止めする。医者は自分の人生そのもので、人の命を救うという仕事に生涯を捧げ、ジャックと一緒に過ごす時間よりも優先してきたと。
ロックが一分後に雨が降る、と予言した。ブーンは疑るが、すぐにどしゃぶりの雨が降って来た。箱の会社って、天気予報もするんだ、って一体どんな会社ですかそれは。
イーサンがジャックとケイトの前に現れ、追跡するのを止めなければ、クレアとチャーリーのうちどちらか一人を殺すと脅してくる。ジャックは怒りに駆られ、イーサンを追いかけ殴りつけるが、反対に打ちのめされて見失ってしまう。殴られて意識が朦朧とするなか、ジャックは首に木のつるを巻きつけられて、木から吊り下げられているチャーリーを発見する。
弁護士が同席し、手術の医療記録が見直された。ジャックは、その時に初めて患者が妊娠していたことを知る。子どもだけでも救えた可能性が…。しかし、父親は子どももすでに救う余地がなかったと、素知らぬふりをする。見かねたジャックは、すべてを告白する。だから、ジャックは父親を追ってオーストラリアまで来たのだ。ソーヤーは酒場で、昼間から飲んだくれているジャックの父親に会っていた。ジャックと父親との確執は、残されたまま。
ジャックはケイトと協力して、木からチャーリーを下ろすが、すでに呼吸は止まっていた。人口呼吸をし、心臓にショックを与えて、なんとか蘇生させようとするジャック。「俺にできないなんて言うな」いつかロックが口にした言葉を、今ジャックが。この島は、我々を試そうとしている。「戻れ!」ジャックの願いが通じ、チャーリーは息を吹き返した。洞窟に戻ったチャーリーは、誰とも口をきかない。雨はまだ降りつづけている。シャノンは、ブーンがまだ戻ってこないと心配している。
ブーンはロックと一緒に、何かを発見した。それは金属製のもの。私たちのほかにも、誰かいる。
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