以下の文章ではLOSTに関するネタバレを含みます。
ご注意ください。
LOST #16 最期の言葉
ソーヤーは子どものころの夢を見ていた。
父親が母親を殺した。そしてソーヤーが隠れているベッドの上で、父親も自殺した。
うなされて目が覚めると、猪にテントを盗られていた。森の中へと追いかけていくが、見失ってしまう。
立ち止まって辺りを見渡していると、男の声が聞こえてきた。
「いつか報いがくる」と。
夜の森の中で声が聞こえる、というと映画「ブレアウィッチ」を思い出しましたよ。うーん、懐かしい…。
ソーヤーはサイードに、森の中で何を聞いたのかと尋ねる。サイードが聞いたのは囁き声だったという。
お前も何か聞いたのか、と反対に質問されたが「何も聞いていない」と足早に去ってしまう。
ソーヤーは猪を追いかける。
また声がする。
「いつか報いがくる」
突然、茂みの中から猪が現れ、ソーヤーを追いかけ始める。猪に体当たりされ、泥沼に倒れこむソーヤー。
ケイトは理由もなしに猪が襲うはずもない、とソーヤーを止めるが、おとなしく言う事を聞く相手ではない。
ハーリーはサイードに、チャーリーがPTSDになっているので、話を聞いてあげて欲しいと頼む。
サイードは、一人でため込むな、とチャーリーを励ます。確か、他の人にも同じことを言われていたっけ。
ケイトは白紙の小切手を条件に、ソーヤーの手伝いをすることになった。
夜が更け、二人は経験当てっこゲームを始める。したことがあれば、酒を飲む。簡単なことだ。
ケイトはディズニーランドに行った事がなく、ソーヤーはピンクの服を着たことがあって、ケイトは結婚したことがあり、二人とも人を殺したことがある…。
ケイトは、うなされているソーヤーの体をゆすって起こす。目覚めたソーヤーは、自分の食べ物だけが猪に荒らされていると気付く。…ぶっ殺してやる。がさがさと、何かが向かってくる音がする。
果物を齧りながら、さわやかにロックさん登場(笑)銃口を向けているソーヤーが間抜けです。
そしてまたロックさんの回りくどい例え話です(苦笑)ソーヤーはすっかり話にはまってますけどね。
ロック役のテリー・オクィンさんは、ドラマ「ミレニアム」にも出ていたので、どうも秘密組織の一員のイメージが浮かんでしまいます(汗)
ソーヤーの回想。ヒップスが、因縁の相手を見つけたという。ソーヤーが自分に付けた名前を持つ、両親の仇。
彼を追って、はるばるシドニーまでやってきた。今は屋台で働いているそうだ。
ソーヤーは屋台を訪れるが、殺すことができなかった。ふてくされて昼間からバーに入り浸って、酒を飲んだくれてます。すると、一人の初老の男性が、酒をおごって欲しいと近づいてくる。その男性もアメリカからやって来て、元外科部長だったという。息子は自分のために正しいことをして、そのことに感謝しているが、面と向かって言葉にすることができないと。ソーヤーが出会ったのは、ジャックの父親だった。今、やるべきことをやらなければ、自分と同じようにダメになってしまう。その言葉を聞き、ソーヤーは決意を固める。
大雨の中、ソーヤーは男を撃った。しかし、人間違いだったことに気付くが、もう手遅れだ。長年怨んできた相手ではなかった。ソーヤーはヒップスに騙されたのだ。「いつか報いがくる」と言い残し、男性は死んでしまった。
猪がソーヤーに言った「いつか報いがくる」とはこのことだったのだ。
ついにソーヤーは猪を見つけた。お互いに見つめあったまま、じっと動けない。じりじりと時が過ぎ、ソーヤーは銃を下ろす。見守っていたケイトは、ほっと一安心。
「だからレッドソックスはシリーズに勝てない」ジャックの口癖から、ソーヤーはあの時に会った男性がジャックの父親だと気付く。しかし、そのことをジャックには教えない。ジャックは父親のことを憎み、誤解したままだ。
ソーヤーが素直になって、ジャックに真実を教えてあげる日は来るのでしょうか。
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