以下の文章ではLOSTに関するネタバレを含みます。
ご注意ください。
LOST #19 啓示
ハッチはまだ開かない。
ブーンはうんざりして愚痴をこぼす。ロックはこの島が啓示を与えてくれると言う。
ロックの回想。
若さを表現するために、カツラを着用してます。あんまり似合わないなあ…。
ロックが働いているモールに、生まれてから一度も会った事のない母親が訪ねて来る。ロックは里子に出されて育ったのだった。数十年ぶりに会った母親は、ロックの誕生は偉大なる計画の一部で、処女懐妊したため父親は存在しないという。ロックは、実の両親について調査を始める。
実の父親に再会し、快く出迎えてもらえた。狩にも一緒に行く。父親は豪邸に住む、大金持ちだった。
ロックは夢を見る。
プロペラ機が墜落し、ブーンが血まみれで「テレサ階段を上り、テレサ階段から落ちる」と繰り返す。
ロックは再び車椅子に乗り、両足は動かない。
これを啓示と見たロックは、ブーンを連れてセスナ機を探す。
セスナ機は本当にあった。中には大量のヘロインがあり、地上にこぼれ落ちていた。ロックは、見つけたことが大事なのだと説明する。
両足が動かないロックの代わりに、ブーンが崖の上にあるセスナ機まで登って行く。通信機を見つけたブーンは、機体の前方へと移動する。「オーシャニック航空815便の生存者だ」と通信を始めると、誰かに繋がる。相手からの返事は「こちらオーシャニック航空815便…」そこで機体の重心が前方にと傾いたことで、セスナ機のバランスが崩れ、崖から地響きを上げて落ちていく。
ブーンは大怪我を負い、血まみれの姿に。これも島の啓示の通り。
ロックは力を振り絞り、ブーンを洞窟へと連れ帰る。
ジャックやケイトが駆け寄ってくる。ブーンが崖から落ちたとロックは嘘を付き、その場から姿を消す。
ロックがたどり着いた先は、ハッチだった。これだけ犠牲を払い、尽くしてもなぜ答えてくれないのかと叫ぶ。
ロックは自分の父親のために生体肝移植を行った過去がある。それは父親が張り巡らした計画の一部で、父親は肝臓を移植したあと、二度とロックに会う事はなかった。母親も自分の欲のために、ロックを騙したのだった。これだけ犠牲を払ったのに、なぜ自分を見捨てるのか。このことがきっかけとなり、ロックは両足の自由を失い、車椅子の生活となった。それが、飛行機事故でこの島に不時着してから、再び歩けるようになった。
これは何かのめぐり合わせとしか言いようがない。
ロックがウォルトに、自分の父親のことを悪い父親だった、と話したのにはこういう理由があったのですね。
ロックの叫びに答えるように、ハッチから光がこぼれ出す。
余談ですが、ソーヤーの頭痛話は笑えます。なんかいじられキャラになって来たなあ、ソーヤー。
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