以下の文章ではLOST2に関するネタバレを含みます。
ご注意ください。
LOST2 #24 破滅の刻(シーズン2最終回)
前回からの続き。
デズモンドの回想。
ボートレース開催中に嵐と出遭い、この島に漂着したデズモンドは、ケルビンという男性に助けられる。
防護服に身を覆ったケルビンは、ハッチの外は病原菌で汚染されていると説明する。そして、世界を救うために108分ごとにコードを端末に入力しなければならないのだと言い、ダーマ社のオリエンテーション用テープをデズモンドに見せる。
最初は疑ってかかったデズモンドですが、そのうちにボタンを押さずには入られなくなります。
第一話で彼が登場した時に注射していたのは、病気に対するワクチンだったんですね。栄養剤か何かと思っていたら。
ケルビンはなぜ死んだのか、それが明らかになります。彼も軍隊にいたそうです。部下が自分の指示に従ったから辞めたというのですが。しかも諜報部というのは、サイードと同じ仕事です。軍隊を辞めてダーマ社に入った。元軍人がこの島で、なぜボタンを押しつづけていたのでしょう。
サイードたちは、真中に穴の開いた大岩を発見する。サイードが銃を手に、キャンプの様子を窺うが人の気配は全くない。ダーマ社のロゴが入った頑丈なドアを開けると、それは見せかけで、中は岩をくり貫いただけのものだった。それでも約束通りに、合図の黒い狼煙を上げる。
ジョンとデズモンドに追い出されたエコーは、チャーリーに協力を求める。以前ハッチに入るために、ブラック・ロック号がら持出したダイナマイトの隠し場所を、チャーリーはエコーに教える。
エコーの何かに憑かれたような執着ぶりは、少し前のジョンを見ているかのようです。
そして、二人はお互いに救い合っていたことが分かります。
ハッチの中は非常に狭く、炎の逃げ道はありません。チャーリーはジョンたちが怪我をする恐れがあると、何とか穏便に事をすませようとします。中に居るデズモンドは、ダイナマイトぐらいではびくともしないと、平気な様子。エコーはダイナマイトに火を点け、あっという間に大爆発が起こる。炎に追われたチャーリーは、横道に入り込みなんとか命拾いをしました。でも、爆発音のために一時的に耳が聞こえなくなってしまいます。
そしてエコーは瓦礫の下に倒れていて、意識がない。
時を刻むタイマーは、0から象形文字へと変わった。すると次々に金属製の物が壁に引き付けられて、飛んでいく。包丁にフォーク、自転車に洗濯機。エコーの意識は戻りましたが、チャーリーに早く逃げるように言い、ジョンを助けるために端末のある部屋へと向かっていきます。
108分ごとにコードを入力することには意味があった。デズモンドは、装置の大元を止めるための鍵を手にしていた。それは、ケルビンが持っていたもの。また何時か何処かで、とジョンに言い残し、地下へと下りていく。
電磁波による衝撃なのか、島にいる人たちに酷い頭痛が襲った。
耳障りな嫌な音。
紫色に変色した空。
ビーチには、ハッチの入り口にあった検疫隔離と書かれたドアが吹っ飛んできた。
チャーリーがよれよれになって戻ってくる。クレアに何があったか問われるが、何から話していいものやら。
ジョンやエコーは戻っていない…。
マイケルの後を歩いていたジャックは、はるか先にその黒い煙を見つける。キャンプからはどう見ても外れた方向へと進んでいる。何処に連れて行く気なのかとマイケルに詰問するが、何かを首筋に撃たれたソーヤーが倒れてしまう。他の者たちに周囲を取り囲まれている。急いで逃げるように叫ぶが、時既に遅し。ケイトが転倒し、続いてジャックも…。
暗転。
四人は猿轡をされて、跪かされている。各々の背後には、ライフル銃を構えた他の者たちがいる。逃げる事はできない。他の者たちを率いている男、トムが現れた。ケイトに付け髭だとばらされて、素顔をさらしてしまう。マイケルは約束を守ったのだから、ウォルトを返して欲しいと訴える。
四人が連れられてきたのは、島の反対側に当る桟橋だった。そこに一艘の小型船が着岸する。
中から出てきたのは、ヘンリーだった。トムが付け髭を外していることに、不快感を表している。
ウォルト一人に、ジャックたち四人、あまりにも不利な交換です。それでもヘンリーは、約束を守りウォルトと船を与えました。船で去って行く姿を、ジャックたちは睨みつけるが、今の状況では何もできません。
氷に覆われ、雪が吹雪いている地で、小屋のような物の中でチェスに耽る二人の男性。
二十代後半ぐらいのふたりは、何かを観測しているようです。警報を発して機械が点滅を繰り返している。
慌てて端末をいじると、磁場に大きな乱れが見られる。急いで何処かに電話をかける。その相手は、デズモンドの昔の恋人ペニーでした。デズモンドを愛するただ一人の女性。お金持ちとはいえ、デズモンドのことをずっと探していたのでしょうか。ジョンたちが乗っていた飛行機が墜落した原因は、自分のせいだと言っていたデズモンド。時間内にコードを入力できなかった、その日に飛行機が墜落したのは偶然なのか、それとも。
マイケルはウォルトと逃げ切れるのか、他の者たちに捕まったジャックたちは、サイードたちは、そしてハッチは。
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