以下の文章ではLOST2に関するネタバレを含みます。
ご注意ください。
LOST2 #10 詩篇23章
砂浜で孤独にふけるエコー。クレアがアーロンを抱いて、挨拶にやって来た。
エコーが神父なのでは、と思ったクレアは、チャーリーの話を聞いてほしいと頼む。
チャーリーはいつもマリア像を抱いているのだと。その話に興味を持ったエコーは、そのマリア像を見せて欲しい異常な執着を見せる。
クレアは自分のテントに戻り、いつもチャーリーが大事にしているマリア像を見せる。
エコーはそれを取り上げると、叩き割ってしまう。中には麻薬が入っていた。
エコーの回想。エコーはナイジェリアの出身だった。幼い頃、村に人攫いがやって来た。
少年たちを攫っては、麻薬漬けにして少年兵に仕立て上げる悪い人たちが。教会から司祭が飛び出して、止めるように訴える。が、逆に銃を突きつけられてしまう。少年に銃を持たせて、撃てと命じる。幼いその子は恐怖にすくみ、身動きできない。すると後ろから年長な少年が近づき、銃を握ったかと思うと、司祭の体は崩れ落ちた。司祭をためらい無く殺した少年、それがエコーだった。大人たちは、エコーを車に乗せて、村を去って行った。
映画ブラッド・ダイヤモンドでも、少年兵のことが描かれていましたが、このドラマでも…。
大人になったエコーは、麻薬の密売に関わるようになる。何年かぶりに、生まれ故郷の村を訪れたエコーは、教会に足を向ける。そこには、あの日攫われずに済んだ弟の姿が。彼は神父になっていた。本当だったら、エコーのこの道に進みたかったんだろうに。エコーは、教会の飛行機を使用して、麻薬を密売する話を打明ける。麻薬が隠されていたあのマリア像は、教会の前で売られていたもの。それを全て買い取り、麻薬を隠したのだった。神父であれば、隣国との行き来も疑われない。そのことに目を付けたエコーは、自分たちを神父にするように弟に命じる。
エコーは、飛行機を探している。チャーリーに道案内をさせるが、クレアに麻薬のことをばらされてしまい、不機嫌になっている。麻薬のことを知らん振りしていたこともあり、なかなか飛行機の場所を教えようとしない。
木に登って見渡せば、道を思い出すだろうと、エコーはチャーリーに木登りを命じる。チャーリーは渋々応じる。その時、何かの存在を感じたエコーはその場から動けなくなる。それは黒い煙だった。ロックさんを穴に引きずり込んだあの煙。それはエコーと向き合うような形で、暫くの間留まり、やがて森の奥へと向きを変えて去っていった。エコーの眼力に負けたかのよう。
エコーはとうとう飛行機を見つけた。中には弟の遺体が。あの日、飛行機で出発する間際に弟がやって来た。麻薬の密輸を止めようとして、軍隊を呼んでいた。銃撃が始まり、弟が撃たれてしまう。急いで弟を機内に運び、離陸しようとする。仲間は、エコーが裏切ったと思い、飛行機に乗せなかった。飛行機は青空の彼方に飛び去っていった。軍人たちは、エコーのことを通報してきた神父だと思い込み、怪我がないかと気遣う。
エコーは、神父となった。
チャーリーもエコーの弟の遺体を見て、今までの怒りは、失せ哀れみの気持ちで一杯に。
エコーはマリア像の一体を、壊してしまった分だとチャーリーに渡す。
残りは飛行機と一緒に燃やしてしまった。弟が身に付けていた十字架を、自分の首に架ける。
クレアはチャーリーをテントから追い出した。嘘を付いていた人とは一緒に居られない。
ましてや、それが麻薬のことだったら。
チャーリーはマリア像を他にも何体か隠していた。エコーからの一体も合わせて、森の中に隠してある。
その瞬間に、何をしているチャーリー、とロックさんが闇の中から姿を現すかと期待したのですが。
ジンとサンは、すっかり新婚さん状態に(苦笑)ハーリーがジンに向かって、やったねって感じで親指立てたのに笑ってしまいました。ジンはアナにサンを紹介して、魚までお土産にあげてました。結婚してるのか、ってな話になったことがありましたものね。
ケイトはソーヤーの髪の毛を鋏で切って上げて、仲良しだなあと。私に嫌われようと、憎まれ口叩かなくてもいいわよ、ってケイトのお姉さんぶりが好きです。そんなところにマイケルが来て、ケイトとコード入力当番を代わりたいと申し出ます。きっとウォルトと端末で話がしたいからでしょう。マイケルはソーヤーが助かって良かった、と喜びソーヤーは何となく嬉しそうです。それをケイトにからかわれて、むっとするソーヤー。
なかなかいい感じです。
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