今回はジョンのフラッシュ・バックです。疾病保険の支払いのために役所に来たようです。しかし、里子に出されたあとで両親を探そうとしなかったのかなど、彼にとってきつい質問ばかり。うつ病のセラピーを再開しなければ、支払いはできませんと門前払いされてしまいます。
テレビを見て日々を過ごし、寂しい生活を送っているジョン。
そんな彼のもとにピーター・タルボットと名乗る青年が訪れてきました。彼は自分の母親が二ヶ月前にあったばかりの男性アダム・スワードと結婚する気だが、何かおかしいと言うのです。
アダム・スワードの本名はアンソーニー・クーパー、ジョンの父親です。ジョンから姿を消し、またしても詐欺師をしているのかと…。ジョンが腎臓を提供した手術の記録から、藁をもすがる気持ちで訪れたと説明をします。どんなに酷い父親であってもジョンは知らないと庇ってみせるのですが。
それでも気になったジョンは、父親の居場所を突き止め、この街を去らなければ全てばらすと脅しをかけます。
前回ダニエルは柱を登らずにお留守番と書きましたが、申し訳ありません、訂正します。彼女も付いてきていました。ジュリエットと親しそうなジャックを見て呆然とするケイトを尻目に、娘のアレックスを探しに出たようです。
ジャックは車椅子に乗っているベンジャミンと握手し、いかにも親しい雰囲気。なぜ敵とあんな風にしていられるのか、監禁だってされたのに…。その理由を探り、ジャックが帰りたいなら一緒につれて帰る。事態は思ったよりも複雑そうです。
深夜周囲が寝静まりかえるのを見計らい、ジャックの家の住む家に侵入します。サイードが表をジョンが裏口を見張り、ケイトが中に入っていきます。
うわー、ジャックってピアノ弾けるんだ。ケイトは近づく機会を窺っています。監視カメラに気づかなかったケイトとサイードは、他の者たちに取り押さえられてしまいます。が、ジャックはケイトを救う素振りを見せようとしません。逆に誰が一緒に来たのか問い詰める有様です。
なんでジャックこんなに冷たいんだよ～と思ったら、ケイトとソーヤーがいちゃついてる場面を目撃していたんですよね。ケイトはそれを知らないわけで。ケイトにしたら冷たくされる理由も分からず、折角助けに来たのになんで、といったところ。これでソーヤーが一緒に来なかった理由が分かりましたよ。話がもっと複雑になってしまいます…。
その頃ジョンは、ベンジャミンの病室に忍び込んでいました。
ジョンの目的はジャックの救出でなく、潜水艇の爆破でした。
ベンジャミンが口にした「タラハシーの男」って結局何だったんでしょうね。
島に来る前はタクシンの箱会社にいたジョン。ベンジャミンはジョンについての様々な事を知っていて、彼の弱みを聞き出そうとします。四年前に背骨が折れたと、腹の底から搾り出す声で答えるジョン。ベンジャミンってなんだかレクター博士みたい。
彼はジョンの足が歩けるようになった奇跡を気にしているようです。なんで自分には起こらないのか。
アレックスはサイードのリュックを取りに行かされました。
そのときに、母親に似ていると言われ、死んだはずと答えていました。ってかダニエルの夫がベンジャミンてことはないでしょ。
だって生まれてからずっと島にいると言っていたし。てことはアレックスは本当の両親を知らないんですよね…。
潜水艇を奪おうとするジョンに対し、心から島を愛せない者たちのために必要なものだと説得するベンジャミン。
仲間の半分は外部から連れてこられた者たちだそうです。
でも60日しかいないジョンの方が島のことをよく分かっている?
今回のフラッシュ・バックで四年前に何があったか分かるのでしょうか。
ジョンの下を二人の刑事が訪れます。二億ドルの資産があるピーターが死に、ポケットにジョンの住所をメモした紙が入っていたのです。怒りに駆られたジョンは父親のもとを訪れ、なぜ出て行かないと問い詰めます。父親は、ピーターの死で結婚式は中止になったのだから、自分が殺すはずはないとしらを切って見せます。
ジョンが隙を見せた瞬間に、この父親は背中を思いっきり突き飛ばしましたよ!!
窓ガラスを勢いよく突き破り、空中へと放り出されるジョン。もがいても何もつかめず、重力に逆らうこともできず、地上へと落下していきます(泣）
これが背骨を折った理由。リハビリ担当の男性は、八階から落下して生きているなんて奇跡だと言います。だから「できない」なんて言うなと。ジョンが私にできないなんて言うな、とブチ切れていたのはこれが由来なのでしょうか。
刑事たちが来て、父親はメキシコに逃げたとジョンに告げます。
腎臓だけでなく、その命をも奪おうとした残虐非道な父親。
父親のいる場所へ帰りたくないから潜水艇を爆破するのです。
ベンジャミンにとってもジャックを引き止める結果となり、ジョンの出現は嬉しいものでした。
本来なら潜水艇でジャックとジュリエットは故郷へと帰るはずでした。それをジョンが駄目にしたと知り、ジャックは怒りを抱きます。どうしてこの二人は相性が悪いかなあ。タイミングも悪いし。
ベンジャミンはジョンに対するお礼として、箱の中身を見せると言います。頑丈な鍵が付いた鉄の扉を開けると、そこにいたのはジョンの父親でした。口にはガムテープを貼られ、椅子に座った姿勢で後ろ手に縛られています。逃げたつもりが、逃げ切れなかったのです。
「ダッド…」
ジョンはその後の言葉が出てきません。ああダッドなんて(泣)やはり父親のことを憎み切れないんですね。
父親はどういうめぐり合わせで、この島にやって来たのでしょうか。
メキシコに行く途中に飛行機がこの島に墜落したのでしょうか。真面目に働くなんてことはしないだろうから、人材募集の広告なんて見ていないだろうし。
さーて来週はどうなるのかと思ったら、パウロとベッキーが合流するまでを放送するのですね。
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