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海外ドラマ(CSIシリーズ、LOST、HEROES/ヒーローズ、アグリー・ベティ等)のネタバレ感想をメインとしています。
29 . April
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26 . August
以下の文章ではコールドケース3に関するネタバレを含みます。
ご注意ください。

コールドケース3 #8 英雄

1972年8月、ホームパーティで忙しい母親と息子。少年ネッドは久しぶりに父親のカールと再会したようですが、昔のパパと違うと拒絶します。写真と違うと言われたらキツイだろうなあ。昔よりもハンサムなパパになったんだよと説明するのも寂しいです。



麻薬課のミラーさん、映画レントに出演されていた女優トレイシー・ミラーさんです。弁護士の役でしたね。
今回は麻薬課と法律を守るしっかりした人という印象があります。
ミラーが捜査に入ったアパートの一室で、配水管の奥に隠されていた小箱を見つけました。その中には、カール・バートンの名前が刻印されたブレスレットが幾つも入っていました。ベトナム戦争時に捕虜として収容された兵士に渡されたブレスレット。事件の匂いがすると思ったミラーは、リリーたち殺人課に連絡を取ったのです。
スティルマンは諦めずに、家族だと思って捜査をするように命じます。普段は温厚な人だから、この変わりようにびっくりです。スティルマンもベトナムに派遣されていたはずだけど、その時に何かあったのかなあ。

カールは、同じ収容所にいたレックス・ポッターの葬式に出た後、近くの路上で心臓の下を撃たれて亡くなっていました。銃は数メートル離れた場所にあり、ポケットには大麻が入っていたため、麻薬がらみの事件と思われていました。ウィルは自分の仲間も、戦争の後遺症でボロボロになったと語ります。
奥さんのジャネットは、ブレスレットは無くしてしまったと話をします。帰ってきた当時を思い出したくないのだと。通じ合っていた心も通わなくなっていたのでした。カールは腕を四ヶ所も折られ、もとのように腕を上げる事が出来ませんでした。ダンスもできない。そんな自分を嫌悪していましたが、自分を嫌う人に他人を思いやることができるのでしょうか。何かあるとよく散歩に出ていたそうです。一人になりたかったのかな。

息子のネッドは病院の研究医になっています。
父親が戻ってきても、母親の浮気相手ケンと比べてしまう。子供の頃には、それがどういう意味を持つのか分からなかったのです。つい父親に「ケンと一緒に来るときは…」と話し傷つけてしまう。純粋な子供は怖いです。
ママの友達と言っても、父親の様子が変われば、子供なりに分かるものです。まずいと思っても後の祭り。

ブレスレットが見つかったアパートは、七十年代賃貸として使用されていました。部屋の住人はケン・ウィスティ。ジャネットの浮気相手です。彼は病気で除隊となり、ベトナムには行っていませんでした。
ジャネットに振られた腹いせに盗んだと説明しますが…。
ケンはレック・ポットの息子ダニエルが、父親のことを聞き出そうとカールに付きまとっていたと話をします。

ダニエルは話をしようとしないカールに苛立ち、奥さんのジャネットにも付きまとった挙句、家に石を投げつけて窓ガラスを割ってしまいました。当事レックスは存命で、ハノイの収容所にいました。
「英雄は君の父さんだ。僕は臆病者だ」
それからダニエルは付きまとうのは止めたそうです。

カールが軍にいた時の記録を調べると、早期釈放されていました。あまり名誉なことでなく、相手のプロパガンダに協力したために、得られた釈放だそうです。
当事の上官ロジャー・レイットは、スティルマンの戦友でもありました。彼らは1973年にまとまって帰国し、その後にカールが射殺されたのです。スティルマンがロジャーのもとを訪ねます。
帰還兵の集りになぜ来ない、逆に質問されてしまいました。集りは苦手だから…。
ロジャーによると、最後まで残った者の方が帰国後楽だったのだと。早期釈放された者たちは苦しんでいたのです。

スティルマンはミラーを気に入ったようです。どうして麻薬課に入ったのかを聞くってことは、異動の意思を確認してるのよね。勘がいいし、自分の下で働いて欲しいのかな。

ケンがカールに成りすましていたと分かり、スティルマンの怒りが爆発です。取締り室の机に銃を置き、人を殺すときはどんな気分がしたかと問いただします。スティルマンは十七歳でベトナムに行き、銃を手にして初めて人を殺したと話をします。この小さな器械にはそれだけの威力がある。お前は神経症で除隊になった、だから収容所に入ったふりなどするな。カールの着ていた服からは、硝煙反応が出ませんでした。自殺ではありません。でもカールに殺人が犯せるのか。あの晩に何があったのか、ちゃんと話をしろ。

カールは葬式に行ったところで、未亡人から裏切り者となじられていました。
葬式後の集りには参加したのですが、そこでカールはケンにブレスレットを押し付けたのです。ケンが自分のふりをしていると知り、ブレスレットがあれば完璧だというのでしょうか。
カールが出て行った後を、ダニエルが追いかけていったのだと話をしました。

再びダニエルの聴取です。
麻薬をやっていたのはダニエルでした。それをカール取り上げたため、ポケットに入っていたのです。
なぜ裏切り者と後ろ指さされてまでも、帰国したかったのか。
手足を折られて鎖に繋がれ、顔をけられるんだ。友人を目のまで殺された。あんな場所から一刻も早く逃げ出したかった。家族に会いたかったんだ。そのためにこの戦争は間違いだと、収容所内の放送で繰り返し言った。
だったらなぜ、自分の父親は皆を裏切って帰国しなかったんだ。自分たちを大事に思っていないのか。
ダニエルの怒りは、銃口となってカールに向けられました。
違う。君のお父さんは強い人だ。収容所に残り、信念を曲げなかったんだ。
裏切り者!!
弾は発射され、カールの左腹部に命中しました。
大丈夫だから、行け…
ダニエルはカールを放置して逃げていきました。

国や家族のために命がけで戦い、捕虜として収容されている間に、家族は浮気相手に好き勝手されている。
後遺症にも悩まされ、一体なんのための戦争なのか。仲間を裏切って収容所を出ても、帰国した先で裏切り者のレッテルを貼られてしまう。これでやっと自由になれると考えながら死んでいったのでしょうか。
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