以下の文章ではCSI:6に関するネタバレを含みます。
ご注意ください。
CSI:6 #19 迷宮の扉
占いをしてもらっている二人の若い女性。男性のイニシャルを告げられても、心当たりは全くなし。この人占い下手なんじゃと思っているうちに、危険が迫っていると忠告されても信じる気にはなりません。無視してお店を出てしまいます。道路を渡ろうとして、危うく車に轢かれそうになったのですが…。
サングラルを店に忘れたことに気付き引き返すと、そこにあったのは占い師セトナ・ワイリーの遺体でした。
レジにあった現金は奪われていますが、セドナの財布は残されたままです。
第一発見者のこのお二人、シーズン1の第21話に出てきたんですね。盗んだ車のトランクから男の生首が出てきて、容疑者となってしまった話。うわー、どっからネタを引っ張りだして来たのやら(苦笑)行く先々に遺体があるなんて、どこぞやの探偵じゃないんですから!
ウォリックを呼んだはずがグレッグが登場し、グリッソムは立腹しています。オカルトに詳しいから、ウォリックに代わってもらったんですと自身満々のグレッグ。なんでも祖母が霊媒師で、自宅で相談に乗っていたそうです。
「私は何を考えている?」
「昇進を狙っています」
「なら、霊感よりも五感を鍛えたほうがいいな」
ああ主任は出世欲がないって分かりやすいのに。グリッソムの言うとおりかも…。
グリッソムが占いをしてもらったことがあるのは意外。絶対に信じなさそうですもの。
グレッグは調子乗って、占い師は自分の死を予言したんだ!と張り切っていますよ。
ロビンス先生も「第三の目はついていないな」と、ちゃかしています。
そういえばこの手の話好きでしたね。セトナは生前に熱があって、死亡時刻を推定できませんでした。
射殺が死因とはいえ、発熱の原因も探らなければなりません。
グリッソムはウォリックから交代したと一言欲しかったようで。グレッグの補佐をするように命じました。
現場のレジに付いていた指紋から、近所のレストランで働いている青年が容疑者として浮上しました。
セトナは常連でトウフバーガーを宅配したら、忙しいので直接レジから料金を持って行くように指示されたのだと。のんびりした話し方に、ウォリックはいらっと来ています。うーん、のんびりタイプが殺人を犯せるようには思えません。
ブラス警部のもとを、退職した刑事パトリック・ジェームソンが訪れます。ブラス警部は彼をパッキーと呼び、親しかったと窺えます。パッキーは、セドナ殺人事件が十五年前の殺人事件に繋がるのではないかと、捜査を依頼しに来たのです。ブラス警部の同僚だったウォレスが妻のクレアを殺害し、砂漠に埋めた事件。遺体が見つからずに、事件はコールドケースとなっています。ウォレスはクレアが浮気相手と出ていったと説明したが、占い師のセドナが砂漠に埋めたと占っていたのです。その恨みを今ごろ果たしたのでしょうか。
ブラス警部はグリッソムに協力を頼みます。
キャサリンはリンジーとディズニーランドに行くので、事件の捜査はお休みです。サムも一緒に行くってことは、乗り物の順番待ちやパレードの場所取りなんかは、全部部下がやるのかなあと想像してしまいます…。
セドナはベラドンナを嗅いだために、発熱していたのでした。誰が瓶を割ったのか。犯人も中毒症状が出ているはずです。至急病院に連絡を取ると、症状が一致する男性が入院していました。名前はデイモン・ミッチェルといい、セドナを詐欺師呼ばわりしています。なんでも奥さんが占いにはまり、何千ドルも失ったそうです。止めさせるように店に話し合いに行ったが、五千ドル出せば都合のいい結果を出してやると言われたそうです。
欲望に都合がいい結果を出す占い師は、未来でなく札束が見えている。グリッソムの名言連発です。
ミッチェルが事故を起した車には、銃も現金もありませんでした。店に押し入ってすぐに事故を起したのだから、証拠が残ってもいいはずです。ミッチェルは容疑者から外されました。
ウォレスの指紋がセドナの店で見つかりました。ウォレスの指紋が警察関係者のデータベースに残っていたため、容易に比較が出来たのです。ウォレスは現在警護しているアイドルのジョスリンに、媚薬が欲しいと頼まれてセドナの店に行ったのだと説明します。ジョスリンはグリッソムにペンを持っているかと聞き、一方的にサインをしました。頼んでもいないのに書類にサインをされ、グリッソムは固まっています。珍しい(笑)
ウォレスの取調べを録画したテープを、再度しらべてみると、砂漠に埋めたという言葉に反応しています。
昔捜査をしたときには、全く見当違いの場所を調べていたのでした。再度ウォレスの当事の勤務表と突合せ、人気のない場所に行っていないか調べます。パッキーがよく覚えていて、検討が付きました。
人出を借り出して、広い砂漠を機械で調べます。何かに反応して、機械音が鳴り渡っています。何やら大きな鉄の塊が地中にあります。かっての貯水槽ではないか。重機で掘り起こすと、そこには毛布に包まれた白骨遺体が横たえてありました。小型件の白骨遺体も一緒にあります。パッキーによると、クレアは犬を飼っていましたが、その犬も一緒に行方不明になっていたのです。
早速ロビンス先生が検死を始めますが、歯は粉々に砕かれ、DNAを再生するのは不可能とのこと。
鉄の箱に入れられ、砂漠に埋められては劣化してしまうそうです。死因は頭部を三度強打されたためで、鈍器に殴られた痕があります。
用意周到な相手だと、はっきり分かります。
しかし完璧な人間はいません。
発見者の二人が、店を出た所で車に轢かれそうになった時、頭に来て車のボンネットを叩いていたのでした。
車は赤のセダン。掌紋が取れれば、事件現場にいた証拠となります。案の定ウォレスの車は赤のセダン。
掌紋も取れました。それでも殺人を否定しますが、ウォレスの財布にあったお札に偽金粉が付いていて、現金を奪った証拠となりました。
ブラス警部がパッキーに逮捕の瞬間を譲ったのに感動です。この瞬間のために、警察は仕事をするんだなと。
グレッグはモルダータイプ、グリッソムはスカリータイプだなと改めて思いました。
セドナの一言を聞き違えたウォレスは墓穴を掘った。
化学をベースにした仕事で、迷信による間違いを犯せない。グリッソムの意見はもっともだけど、グレッグの考えかたも捨てがたいよなあと。
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