5月6日まで国立西洋美術館で開催中の「イタリア・ルネサンスの版画」展に行ってきました。
久しぶりに行ったら、ロッカーの場所が変わってました。入り口入って右手突き当たりと、階段を下りたところです。前は知っている人でないと、分かりにくかったかも。今までの図録を見られるスペースも、ソファーがゆったりしているものになってました。ただ、あれだと本来の目的以外に長居する人が増えそう。上野だし。
版画というと地味な印象がありますですが、あの細かさといったら、近くでじっくり鑑賞しないとだめですね。
ラファエロの原画をもとに作られたものもあります。でも、原画とはやはり印象が異なりますね。版画の隣に、原画となった絵が小さく展示されています。
「羨望の寓意」(クリストファーノ・ロベッタ)という作品は、見て思わず苦笑い。
老婆がいちゃついているカップルに左右を固められ、怒りの形相をしている図なのです。
世の中が変わっても、女性の本性は変わらないですね(苦笑)
グロテスクな装飾の版画(「装飾燭台」連作)は、下に位置するキャラほど苦しそうな表情をしているのが笑えます。上の方にいる童子たちは、にこやかにしてるんですけど。
常設展では、平成14年から18年度に新しく所蔵された版画の作品展が行われています。
レンブラント、ムンク、アンソールなどの作品が見られます。アンソールの作品は、七つの大罪のうち「大食」です。七つ全部見てみたいなあ。レンブラントの自画像は、ちんまりしてるので、見落とさないように。
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