山口晃さんの個展「ラグランジュポイント」に行ってきましたよ。
場所はミズマアートギャラリー。上目黒ということで、一抹の不安が。
この周辺って、細い道がうねうねしているので迷子になりやすいということ。
遠回りでも、山手通りから駒沢通りに曲がって行きました。
建物の五階から二階へと見ていきます。
でもエレベーターはないので、ちと息が上がります。
古い大学の校舎みたいな雰囲気だなと思いました。なんだか懐かしい感じです。
炊事場なんかもあるし。
人気がないし、この引き戸でいいかなーと、おそるおそる開けて、無事に到着。
山口さんというと鳥瞰図や、三越の宣伝ポスターなど、風景画のイメージが強いかと思います。
それもいいけど、人物画が好きなんですよ。なんで、今回の個展はとっても良かったです。
都立の現代美術館で、作品を拝見して一目ぼれしましたから。
まずは野武士の一団が出迎えてくれます。
マッチョですよ、マッチョ。
これを床の間に飾ったら、なんとも渋いだろうなぁ。
やったら家族に叱られそうだ。
ああ、でも格好いいですよー。
多聞天、持国天、増長天、広目天、甲冑のデザインに惚れ惚れします。
彫刻で見るような、マッチョではなく、あくまでも中性的でエレガントです。
足元には邪鬼をしっかりと踏みつけてますが。
いいなー、欲しいなー、と自分の心が欲望に染まっていきます(苦笑)
二階へ下り、なんとも不思議な廊下を通って第二会場へ。
個展の招待状にデザインされている絵の原画と、花の絵が二点。
やはり、印刷と実物では違います。
8枚組のポストカードを購入。
今回の作品は含まれていません。
もう一度ぐらい足を運びたいです。
PR