上野の国立西洋美術館にて6月4日(日)まで開催中の「ロダンとカリエール」展に行ってきました。
平日の午前中でしたが、ほどよく人がいる感じでした。
この展覧会は東京で構成され、パリのオルセー美術館に巡回するそうです。
ロダンの大理石の作品が好きなのですが、「最後の幻影」は触りたくてうずうずしてしまいました。
左上の少女、よく見ると髪の毛が一本一本彫り込まれています。
ポストカード購入しましたが、細部まではさすがに見えないのが残念。
「ネレイスたち」「フギット・アモール」「貪欲と色欲」なんかエロティックすぎて困ってしまうぐらい。
石なのに、触れてみたら柔らかくて温かいのではないかと錯覚してしまいます。
ピグマリオン・・・と思ったら、常設展の版画作品展「芸術家とアトリエ」の中に、オノレ・ドーミエによるピグマリオンねたのものがあって笑ってしまいました。
カリエールの作品は、背景の中に人物が溶け込んでしまうような、全体的に柔らかい印象を受けます。
ロダンとカリエールの手のデッサンが展示されているのですが、ロダンの描く手は骨と皮が強調されシャープな感じ、カリエールの描く手はふっくらと丸みを帯びて柔らかい感じがします。
ロダンの作品は日本国内の美術館所蔵のものが大半を占めていたような気がします。
図録を購入していないので、記憶だけがたよりです。間違っていたらごめんなさい。
国立西洋美術館は、「地獄の門」が前庭にありますし、常設展にも何点かロダンの作品があります。
お好きな方は行って損はしないかと思います。
PR