以下の文章ではNumb3rsに関するネタバレを含みます。
ご注意ください。
Numb3rs #8冤罪の可能性
男性が自宅で絞殺体となって発見された。過去にあったベイル事件と全く同じ手口で。ベイル事件ではハワードという人物が自白し、目撃者と証拠も揃っていた。しかし、一般には公表されていなかった、犯罪現場に残された証拠の手袋が今回の事件と一致していた。ハワードは冤罪なのか。
今回の被害者ライリーは投資家で,顧客を騙して不正な金を稼いでいた。その額は約25万ドルにもなる。
ここでチャーリーの論理的な解説が始まります。ライリーがはたらいた詐欺は、ピラミッド型というやつだそうです。ふーん、なんだか分かったような分からないような(汗)その被害者のリストを、ライリーの恋人ミケーレが持っていたのです。リストをもとにして、ライリーの家に出入りしていた電気業者のサラザールが怪しいと見られた。彼はライリーの顧客で、十七年間で貯めた八千万ドルをだまし取られていた。ライリーの隣人で音楽教師のアンドリックスが、サラザールが犯人だと証言する。しかし、サラザールは同様の手口で殺害されたベイルのことは全くしらないという。ますます深まる謎。
ドンは、チャーリーの意見を聞く。模倣犯でなく、手口が同じ可能性はどれぐらいかと。答えは4.9パーセント。ハワードは、ベイルを殺害していないのでは、チャーリーの頭にそんな考えがよぎる。刑務所でハワードに面会し、弁護士のアドバイスで自白したと知る。被害者は妊娠三ヶ月の白人女性、犯人が黒人で証拠も目撃者もあるとなれば分が悪すぎると。最初は無実を訴えていたハワードは、自分の子どものことを考えて、保釈の可能性もある自白の道を選んだのだった。
チャーリーは面通しのやり方にも問題があるという。限られた人数から選ばなければならないので、場合によっては適当に指名する人もいるのではないかと。ま、これを言ったら実も蓋も無いので、ラリー教授もあくまでも理論であるから慎重にするようにとアドバイスをする。チャーリーは天才なので、いまいち場の空気を読むとか苦手なところがあるような。だからドンがついてなきゃだめなんですけど。
実際に目撃者の老婆は、ハワードの顔をしっかり覚えているわけではなかった。
残る証拠の指紋は、不完全なものだった。指紋鑑定人は、親指の指紋だと断定するが、チャーリーはなぜそれが親指と断定できるのかと追及する。角度を変えてみれば、他の指かもしれないと。うーん、なるほど。この事件、ハワードのDNAは出てきてないんですよね。この指紋だけ。
ここでライリーの隣人、アンドリックスが急浮上する。最初に殺害されたベイルは、娘がアンドリックスが教師として務める学校に通っていた。そして、二人は浮気をしていたと分かる。ベイルの夫は、その現実を認めたくないあまりに、ハワードが冤罪であっても刑務所に入っていてほしいという。ベイルはアンドリックスの子を身ごもっていたのだ。おそらくそれが殺害の原因だろう。
ライリーはアンドリックスの秘密、ボスニアから来た元ロシア軍人、を知ってしまい殺害された。
アンドリックスがサラザールの偽のアリバイを告げたばかりに、サラザールは冤罪で逮捕されていた。
時すでに遅く、アンドリックスの行方は分からない。そんなときチャーリーがあることに気付く。アンドリックスはオペラが大好きで、今までに転々としてきた住所も歌劇団があるところばかり。で、劇場で逮捕されると。
ばかですねえ。逃げればいいのに(苦笑)気持ちは分からなくもないですけど。
ドンの素振りを見る限り野球が得意そうには、見えないんだけど…。チャーリーがべたボメしてるからいっか。
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