なぜか居間にコップに入った一輪の紫の薔薇の花が。

以下の文章ではコールドケース2に関するネタバレを含みます。
ご注意ください。
コールドケース2 #1「バッドランズ」
ジェフリーズの知り合いで、レストランを経営する夫婦が、殺害され未解決事件となっていた。
バッドランズとは、治安が悪い地域でレストランがある場所。
夫婦は少年たちが更生できるようにと努力し、地域の人々もそんなレストランの雰囲気に惹かれ、店内には常に活気があふれていた。
一人娘のノーラは成長し、事件があった店を売りに出す決意をする。
いい人ほど、早死にしてしまうというか。
善意が報われないのは、悲しいです。
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コールドケース2 #2「軍需工場」
第二次世界大戦中、飛行機工場で転落死した女性アリス。
その当事はまだまだ女性が外で働くというのは、快く受け止められていなかった。
しかし、アリスは仕事にいきがいを感じ始める。
彼女の夫は、彼女を家に閉じ込めておきたかった。家にいることを拒むアリス。
専業主婦が当たり前の時代、妻が働きに出ることは、夫の面子が潰れることであった。
自分のプライドが許さない。で、殺害してしまうと。新しい自分を発見し、夫以外の人生を見つけたのに。
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コールドケース2 #3「ダニエラ」
自分の夫が女性を殺害したのではないか、と女性が警察署を訪れた。
女性が持参したのは、フィルム。そこには、男性が女性に銃を向けている映像が。
1979年の事件の再捜査が始まる。
この話は、スナッフ・フィルムという本当の殺人事件が記録されている映画、がもとになっています。
しかしこのスナッフ・フィルムは都市伝説だという話もあり。
いずれにしろ、自分の夫がこんなフィルムを隠していたら、それだけでごめんです。
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コールドケース2 #4「ボス」
白骨遺体が、元刑務所跡から発見される。1968年の事件の再捜査が始まる。
脱獄しようとして、失敗し死亡したものと思われた白骨遺体。
一人の女性のために、盗みを働き、刑務所に入ることになった男性。
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コールドケース2 #5「ブレスレット」
不法滞在のカンボジア人夫婦が強盗に殺害された。発見したのは6歳の少女。
その子は十代になり、リリーの元を訪れる。母親が持っていたブレスレットがネットオークションに出されている。事件を解決してほしいと。
カンボジアでの内戦で、数多くの人が難民となりました。アメリカに渡ってきた人は、カンボジアである程度裕福だったのでしょうが、そこからがまた苦労の連続だったとは。
弱い立場の人から、いいように搾取する人たち。スーナリが王族のプライドを捨てられなかったというより、せめてワンピースぐらいは着たかったのではないかと。旦那さんも、きっといい出自なんだろうから、アメリカでの生活は大変だったろうに。カーラも本当の自分の生まれが分かって、辛いけれどおばさんとも理解し合えて良かったなと思います。
エニグマのサッドネスが流れました。この曲がきっかけでエニグマのアルバムを集め始めたんです。
うう、なつかし~。
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コールドケース2 #6「デビルズプール」
殺害された女性の遺体に、落書きがされていた。それは1990年に殺された少女リタ・バクスターと同じものだった。逮捕された青年ニールは、統合失調症。今回の事件については自白するも、リタ殺害は否認する。
リタはユニークな子で、クラスからは少し浮いている。眼鏡をかけて、背は低く、歯の矯正をしている。
母親のケリーはそんな彼女を、もっと大きくなったら素敵なレディになれるのだと励ます。
リタをいじめていたのは、クラスでは人気のあるグループの子たち。
彼女たちは家庭内に問題を抱えていた。特にブランディは両親から虐待を受けていた。ニールはブランディの兄だったのだ。
リタ、とってもいい子なのに。母親とも仲がよくて。いじめられても、強くて。それが他の子たちの嫉妬を招いたんだけど…。
ブランディが怪しいと思ったのですが。最後に兄弟が抱き合ったのには、じーんときました
マルティカのトイ・ソルジャーが流れて嬉しかった~。この曲が大好きで何度も聞いてたんです。
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コールドケース2 #7「写真」
HIV陽性の男性が、リリーとヴァレンズのもとを訪れる。以前につきあっていた男性の事件を再捜査して欲しいという。1983年は、エイズに関する知識が一般に広がっていず、むやみな偏見があったのだと。
だから同性愛者だった男性が死んでも、ろくな捜査もしてもらえなかった。
約20年後の現在。あの当事に比べたら、カミングアウトする人は増えたけれども、HIV感染者に対する偏見はやはり同じなような気がする。
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