今年五月にある劇場の持ち主が亡くなりました。大道具などを整理していると、鏡台の引出しから本物の銃が出てきたのです。殺人事件が起きた後、デニスのいた劇場は解散し大道具などは売られてしまいました。
それで、こんな所から事件に使われた銃が出てきたのでした。
今回は『キャバレー』の数々の歌が流れるのですね。ニックの『グリース』観たい(笑)リリーはミュージカル嫌いなため、かなり渋い表情ですけど…。ミラー役のトライシー・トーマスも映画『レント』に出演していたから、歌はお手の物。
デニスは至近距離から胸元に二発撃たれていました。当時の婚約者、グロリアに会いに行きます。デニスはオーディションへ行き、早々にトラブルがあったそうです。主役のクリフをデニスが射止め、MC役のクリントンと何かと衝突していました。
そのクリントンには幾つもの前科が。本人に言わせれば、当時はやんちゃで劇団のおかげで、まともになれたのだと。
演出家のレイフも、そうとう頭に血が上りやすかった。クリントンの話で先入観を抱く訳には行きませんが。
レイフは演出家として、怒りっぽかっただけに見えますけど…。『キャバレー』はレイフの演出家人生がかかっていたようですし。しかし、クリントンに38口径の銃を手に入れるよう頼んでいた話は、聞き逃せません。
刑事映画のオーディションのために、本物の銃を手にしたかったと説明してみせますが。
サリー役のノーラが、デニスに恋をしていると宣言。音楽監督のライルは、怒って劇場を飛び出しました。
デニスにはグロリアという婚約者がいると、サリーにはっきり断ったのですけど。
ここで犯人当てで賭けが始まります。
ウィルは、音楽監督のライル、ニックはサラ役のノーラ、スコッティはMC役のクリントン、リリーは演出家のレイフ。
私はウィルと同じく、音楽監督のライル。想いを寄せている女性を奪われ、曲も全部歌えるのに主役になれない男。
演出家のレイフは、大物エージェントのバリーの顧客だと言っていましたが、実際にはリストに名はありません。
デニスやノーラたち劇団員に、バリーが初日に来ると嘘を付き、後に退けなくなっていたのです。
レイフも見得を張らなければ、自分の体裁を保てなかったなんて。ちょっと可哀想です。
そのレイフがノーラには野心があったと明かします。
クリントンが署にやって来て、携帯の留守電にノーラから「あの晩にしたことは秘密にしておいて欲しい」という旨のメッセージが入っていたと騒いでいます。
上演が中止となったため、世間に広まることのなかった『キャバレー』のパンフレット。そこにはデニスからグロリアへの愛のメッセージが書かれていました。グロリアにとっては幸せだけど、デニスを失った新たな悲しみに包まれることに。
賭けはウィルの勝ちでした。あのお店で、ニックが歌って見せてたのが見えました。歌声が聴けずに残念!
リリーはめちゃくちゃ嫌そうな顔してたけど。
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