ジャックは車で何処へ向かうのか。あの新聞記事を後生大事に握り締めています。着いたのはホフス・ドローラー葬儀社。誰のお葬式なのでしょうか。祭壇には棺がありますが、整然と並んだ椅子は空席となっています。
ジャックがただ一人の参列者だったのです。ドラッグに溺れるジャック。薬があと一錠と知り、手が震えます…。
鎮痛剤のオキシコドンを盗みに、病院へと侵入するジャック。もう処方箋で薬をもらうことが出来ないのです。
そこを、あのアーレン・シュワルツの担当医に見つかり、咎められるのですが。あのお医者さんは、ジャックの様子を見て、心から助けたいと思っているのですが。
島の皆は、電波塔へと向かっています。
ダニエルは島に残ると。ただ道案内をしているだけ。そこへ、ベンとアレックスが鉢合わせする形で登場です。
チャーリーの妨害電波装置を切る作戦は、ミハエルの登場でどうなってしまうのか。ベンの命令に背いて、ミハエルは電波を切るつもりなのでしょうか…。ボニーとグレタは、装置を切るためには暗号が必要だと訴えます。その言葉を無視して、ミハエルはグレタを射殺。そしてデズモンドがミハエルの胸元にナイフを投げて殺害。
もう、あっという間の事で、驚くばかりです。デズモンドは残ったボニーを殺そうとしますが、チャーリーに彼女でなければ暗号が分からないと言われ、殺害を止めます。
ベンジャミンはジャックと二人だけで会話をしたいと申し出ます。ジャックは仕方なく、五分だけ会話をすると認めます。
「ナオミは正体を偽っている」
今まで散々騙されてきたジャックです。そう簡単にベンの言葉を信じられません。
「ナオミの船と連絡を取れば、島の人間は全滅する、だからナオミの携帯を寄越せ。」
脱出が目の前に迫っているのに、どうしてベンに携帯を渡せるのでしょう。
ジャックが拒否の姿勢を見せたために、ベンは無線を返すように求めます。無線の向こうでは、サイード、ジン、マクドナルドが人質に取られ、三人の命を引き換えにナオミの携帯を渡すようにと脅しをかけてきました。
ジャックは目に涙を溜めながら、無線から聞こえてくる三発の銃声を聞くのでした。
妨害電波を止める暗号は、ビーチ・ボーイズの曲『グッド・ヴァイブレーション』をキーパットで入力すること。
これはチャーリーでなければ、無理だったでしょう。暗号はミュージシャンが作ったものだったそうです。
ミハエルが亡くなった今となっては、チャーリーが生きて帰れる可能性も出てきたのでは…。
ダニエルはアレックスと親子の再会ができて、良かったですねえ。アレックスはかなり引いてますが。
ジャックはベンを電波塔へと連れて行く決意をします。ケイトはその場で殺すように言うのですが、ジャックは脱出を見せ付けて絶望を味わわせ、その後に殺してやるのだと決意を見せます。
ビーチでは、サイードたちを砂浜に埋めてから銃で殺すようにという、ベンからの命令を巡り、諍いが起きていました。トムは直接銃で殺すべきだと。その様子を見守るソーヤーとジュリエット。こちらは丸腰で、どうにも助けに行けずにいます。
すると、森の中から何かの気配が。
ハーリーです!!あのダーマ・イニシアティブのバンに乗って登場しました。邪魔する奴は、轢いてやります。ソーヤーも、自分の言った言葉を反省して欲しいもの…。これで形勢は逆転しました。
銃を奪い、ソーヤーはトムを射殺しました。「ウォルトの分だ」と。
あああ、21話を見逃したのですが、そのときにウォルトの話が出てきたってことですよね(泣)年末の一挙放送では見逃さないようにしないと…。
この前、ジョンのもとに現れたウォルトは、成長していたからてっきり生きているものと思ってました。
チャーリーがグッド・ヴァイブレーションを奏でると、信号受信の表示が。モニターの向こうに現れたのは、ペネロペです。チャーリーは、オーシャニック航空の乗客であると告げます。そして、デズモンドがここにいると。
ペネロペはデズモンドの生存を喜びますが、自分の船が島に近くにあるのではないと告げます。
じゃあ、ナオミは誰の指示で島を探していたの?
チャーリーが物音に気づいて、窓を見ると、海中には手榴弾を手にしたミハエルの姿が。あああ、またしても生きていたか!!潜水服を身に付け、手榴弾のピンを抜きます。デズモンドが、ミハエルの姿が見えないことに気づいた時には、既に遅し。爆風で窓ガラスが割れ、海水がチャーリーのいる小部屋に入り込んできます。
何を思ったのか、チャーリはドアを閉めてしまいます。自分が死ねば、クレアが助かるという未来のために。
デズモンドがペネロペと再会でるように。あの時、ドアを開けて急いで脱出の準備をすれば助かったかもしれないのに。チャーリーは掌に「ペネロペの船じゃない」と書いて、ドアの小窓からデズモンドに伝えます(泣)
ウォルトがジョンに伝えたのは、チャーリーを助けろってことだったと信じてます…。
泣き止まないアーロン。チャーリーの死を分かっているのかな(泣)
ナオミがチャーリーの作戦成功に気づき、携帯で受信を始めます。ああ、繋がったと思ったその瞬間に、ナオミの体が崩れ落ちます。え、銃で撃たれたの?そこにいたのは、ジョン!!!
ウォルトが言ってたのは、ナオミを殺すことだったなんて。じゃあ、チャーリーはもう絶望的なのね(泣)
電話に出たミンコフスキーって、ナオミの仲間みたいですけど、これからどうなるのでしょう。
ジョンもベンも、この島を秘密にしておきたい様子。
薬をもらえなかったジャックは、自宅に戻り、世界地図を広げています。そして、また誰かに携帯で電話を。
空港の外で出会う約束をしました。車から出てきたのは、なんとケイトです!
ジャックはオーシャニック航空のくれた優待パスで、ひたすら飛行機に乗り、墜落を望んでいると打明けます。
もうあの島には戻れないのですね。そして、ケイトとジャックの共通の知人のお葬式。あれは、誰のもの?新聞記事になるぐらいだし。ジャックは、島を脱出したのは間違いだったと泣いて訴えます。
でも、ケイトは「彼が心配するから」と車で去ってしまいます。で、その彼って誰ですか?ソーヤーなの?
ああ、未来が分かっても、謎が積もるばかりで。ジャックはジュリエットと一緒になれなかったのは分かったけど。
そういえば、第二シーズンの最終話でも、ジョンが「私が間違っていた」と言ってましたね。
間違いを乗り越えられたジョンと、超えられないでいるジャック。
まさしく「終わりの始まり」になった、第三シーズンの最終話でした。
これからは、過去のでなく未来のエピドーソ見られるのかなあ。
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