母親に娘二人。なんだかリリーの家族のことも思い出さずにはいられません。リリーは妹と仲違いしているため、ひたすらに姉と会いたがるアビーを心配そうに見守っているような様子でした。
父親が癌で亡くなり、高額な治療費のために一家は破産。今までに職歴もなく専業主婦だったマーリーンは、幼い子どもたちも抱え就職は難しいものでした。
米国と日本では保険の仕組みが違うため、こんな悲惨な状況に追い込まれてしまうのも他人事ではないのだと知りました。
ゴミ箱をあさって、空き缶を回収する姿がリアルでした。幼いアビーの方が母親の苦労を理解していて、逆に反抗期のナタリーの方が夢を見ているなと。マーリーンは苦しい現実の中にも希望を見出そうとし、娘たちを自分を励ましていたわけで。そんな母親の姿をナタリーは毛嫌いしていたけれど、それこそが現実からの逃避なんじゃないかな。ナタリーの気持ちが分からないわけじゃないけど。見捨てられたという誤解が解けたこと、姉妹が再会できたこと、これらが救いです。
ウィルの奥さんの事件。ウィルの目が充血し、目の下にはクマがあり鬼気迫る雰囲気で、何をやらかしてしまうのかと心配でした。ウィルが踏みとどまったのは分かったのですが、結局あの犯人は自首または逮捕されたのかな。このコールドケースの結末はどうなったのでしょう・・・
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