麻薬捜査官のサッカルド、ノリが違うのでちょっと浮いてるかな。でも記憶力は抜群で、麻薬取引に直接係わっている人物だけでなく周辺の人達のプロフィールまでしっかりと叩き込まれています。殺人課に差し入れを持ってきてくれたりと、仲間意識が強いのかな。リリーが聴取しやすいように、わざと被疑者を挑発したように見えたのだけれど。でも、リリーにとっては苦手そうなタイプ。
ピート・“ピストル”・ドイル、渋くて格好よかったです。息子のピーティは皆に愛されてて幸せ者です。義理の父親も、実の母親も彼のことを思うがゆえに、ピートからの手紙を隠していたわけで。捨てないでずっとためていたのは、本当は見せたほうがいいのではという葛藤があったからかなあ。犯罪者の息子扱いされても、ずっと父親を慕っていたピーティの気持ちも痛いほど伝わってきました。自分と同じ道を歩んで欲しくないと、まともな暮らしをするために罵倒されても必死に耐えるピート。そんな父親の姿に我慢できず、銀行強盗の話を持ちかけるピーティ。お互いを思いやるから、すれ違ってしまう。ピーティには幸せになって欲しいです。
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