第79回アカデミー賞授賞式。詳しくはhttp://oscar.com/で。
作品賞は「ディパーテッド」、監督賞はマーティン・スコセッシでした。「ディパーテッド」は、脚色賞、編集賞も受賞しましたが、原作が日本映画と紹介されたのはいかがなものかと…。
監督賞のプレゼンテーターが、フランシスフォード・コッポラ、スティーブン・スピルバーグ、ジョージ・ルーカスの監督三人組で、そのうちルーカスだけがアカデミー賞を受賞したことがないと自虐ネタを披露(苦笑)しかも舞台から引き上げるときに、コッポラ監督とスピルバーグ監督の二人でスコセッシ監督の左右を固めて、三人仲良く去っていきました。ルーカス監督はちょっと寂しそうにアシスタントの女性と歩くはめに。おそるべしオスカーの見えない壁!!
ジャック・ニコルソンがスキンヘッドにサングラス姿で登場。カメラに何回か写っていたのに気付きませんでした。只者ではないオーラと、その迫力に圧倒されます。ステージ袖で、スコセッシ監督とがっしりハグしてました。
撮影賞、美術賞、メイクアップ賞の三部門を受賞した「パンズ・ラビリンス」は今年の秋から公開予定とのこと。恵比寿ガーデンシネマということは単館系になるのかな。昨年のカンヌ映画祭のときに観てみたいと思ったので、ようやく公開されて良かったです。去年にスペイン旅行したときに、あちこちにポスターが貼られていたのを思い出します。残念ながら「バベル」は作曲賞のみ。でももう前売りは購入ずみです。
渡辺謙さんがプレゼンテーターで登場したり、菊地凛子さんもたびたびアップで映し出されていたので、見ていて楽しかったです。衣装部門では、実際に使用された衣装を着用した人たちが舞台に登場して分かりやすかったです。助演女優賞のジェニファー・ハドソン(ドリーム・ガールズ)は、実力だけではなく運も持ち合わせている人です。彼女の祖母も歌唱力はあるけど、運に恵まれなかったため華開くことがなかった。ジェニファーはチャンスとオスカーを見事に手にしました。
主演男優賞のフォレスト・ウィテッカー(ラストキング・オブ・スコットランド)は、いろんな映画で見かける俳優さんです。個人的にはドラマ「トワイライト・ゾーン」の進行役のイメージが強いです。
影絵で作品を紹介するアイディアは、尻すぼみになってしまったような感じです。オスカーとペンギンまでは良かったけど。ユナイテッド93の飛行機とか、007の銃とかは痛々しくて。
アカデミー後にようやく日本で上映される映画が多いので、これからいろいろな作品を見ていこうかと。
ノミーネートだけされた「ボラット」、日本で上映されるんでしょうか。楽しみなんだけどなあ。
PR