劇団AUNの『じゃじゃ馬ならし』観劇して参りました。
キャタリーナ(森本佳代子さん)は“じゃじゃ馬”としてその名を知らしめています。妹のビアンカ(根岸つかささん)は、正反対の淑女で男性からの人気も高い。
父親バプティスタ(星和利さん)は、キャタリーナが結婚するまでは、ビアンカを結婚させないと宣言します。
姉が売れないうちは、妹も駄目だという訳です
ビアンカに一目ぼれしたルーセンショー(長谷川祐之さん)は、お供のトラーニオ(長谷川耕さん)に入れ替わりを命じます。ルーセンショーは、ビアンカの詩の家庭教師に化けて、彼女に近づく算段です。
同じくビアンカに恋するホーテンショー(中井出健さん)は、音楽家として同じように家庭教師になりすまします。彼のもとを、旧友のペトルーチオ(谷田歩さん)とお供のグルーミオ(前田恭明さん)が訪れます。
キャタリーナ(ケイト)の話を聞いたペトルーチオは、高額な持参金があるならば、どんなじゃじゃ馬でも結婚してみせる!!と宣言するのですが。
ああもう笑いが止まりませんでした。
ペトルーチオが登場するときに流れるあの曲、なんていうやつだったんだろう…。聞いておけば良かったなあ。
グルーミオも大変です。ご主人があんなに強烈なキャラだと。
披露宴にあんな格好してくるとは。いや~もう(笑)目のやり場に困りましたよ~。格好よすぎです。
あの豚の丸焼きは毛を抜いて欲しかったですねえ。召使さんは「こんなこと今まであったか?」とひそひそ話をしていたから、ケイトのためにあんなことをやっていたんですね(苦笑)人のふり見て我がふり直せ。
ケイトのじゃじゃ馬ぶりが好きだったのですが、ペトルーチオのために淑女を演じる彼女も好きです。
「キスしておくれケイト」と街中でキスするあたり、さすがイタリア人愛に生き、愛に死ぬなあと。
なんだかんだ言って、ケイトもペトルーチオの強引な所に惹かれているのよね。…と思います。
最後にニヤリと笑ったのが素敵でした。
トラーニオも殻を突き破った感じで、突き抜けた笑いを楽しめました。去年、『終わりよければ全てよし』で長谷川さんをお見かけした時から、面白い役者さんだなあと思っていました。
ビオンデロ(岩倉弘樹さん)とのやりとりも、どっちがボケでどっちが突っ込みだか、と笑ってしまいます。
ルーセンショーの父親ヴィンセンショー(木村健吾さん)と看護婦さん三人組のネタも笑えます。
あの聴診器がいい味出してました。
最後は三組のカップルが揃い、ハッピーエンドでめでたしめでたし。
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