以下の文章ではGSG-9に関するネタバレを含みます。
ご注意ください。
GSG-9 #11 拭えぬ傷
マルツァーン地区青少年センターに爆破予告が入りました。
しかし予告時間よりも早く、センター前のキオスクで爆発が起こり、死者一名と重傷者二名が出る惨事となってしまいました。
「遅いぞ同僚」というメモが残されていたのですが…。
ボスは退職者のパーティに参加し、祝辞を述べていました。近寄ってボールペンを渡した男性、ボスの名前を知っていたし、いかにも胡散臭くいんですけど。キオスクの爆発でも、ボールペンが使われていました。
カスパーによると、このボールペン形爆弾はモサドが発明したものだとか。ペンにも仕込める爆弾。手にしていても、まさか危険だとは思いません。ボスもペンを渡してきた怪しい男性を思い出し、モンタージュを作成します。ボスを知っている素振りだったので、同期だった人物を中心に調べることになりました。
ペンの側面に“行動しろ”とデザインされているのが皮肉です。
構造の解明は難しく、何回かノックした後に爆発する。三回かもしれないし、五回かもしれない。
やっかいです。
BKA(連邦刑事局)が、デミアの兄が殺害された事件の手がかりをつかんだようです。
しかし、今は爆弾テロの捜査が優先事項。
謎の男の名前が分かりました。マーティン・ガウス、旧東ドイツの警察官で爆発物処理担当をやっていました。東西統一後にGSG-9のテストを受けますが不合格となり、現在は給付金で生活をしています。
また逆恨みですか…。
ガウスと聞くと、ピップエレキバンを思い出してしまう自分…。
イベントでボールペンを無料配布しているとの情報が入り、現場に急行します。
騒ぎを起してパニック状態になるのが一番怖い。住所氏名を記入するのと引き換えに、ボールペンを渡していたので、なんとか足取りがつかめそうです。
ゲープが追い詰めた男性、動転してペンを投げましたよ!!
運悪く駐車場の前で、自動車が出てきた所にペンが転がって行きます。
ああ、大参事かと思ったら、普通のボールペンでした。
その頃、ガウスと男女二人は工場へと入っていきます。
これって爆弾を仕掛けたんですよね。ガウスは独りで残ると言い、二人を逃がします。女性は妹みたい。ガウスは重病で未来がないと言ってるけど。だから自暴自棄になっているのかな。あ、カプセルを飲み込みましたよ。
ペンに肥料が付いてたため、肥料工場にいるのではないか。
まさかねえ、そんな簡単に見つかる…って見つかってますよ!!
やすやすと捕まりました。ゲープとフランクで尋問をすることになりました。
大金と手にし、誰でもいいから殺害したかったのか、爆弾は何処にあるのか…。
さて、爆弾は何処に仕掛けられたのでしょう。
コニーが飲食禁止マークに気付き、作業台に載せられていた水筒が怪しいとにらみます。水筒の中はよく冷えていて、何かが三個入る設計になっています。コニーが見つけ、カスパーが外した爆弾は、カプセルタイプでした。きっと水筒に入れて運び込んだのでしょう。暑さによって、爆発するのではないか。ゲープは爆弾を冷やすように指示を出します。後ろに控えていた隊員が、思いっきりびびっていたが笑えます。
三個のうち、二個は見つかりました。あと一つは何処へ。35度を越えると、爆発します。あと二時間もありません。
ゲープとフランクでは口を割らないため、ボスが聴取することに。ガウスが車に乗せられます。
って先ほど飲み込んだカプセルが、最後の一個の爆弾なんですね。本部に連れて行ったら、マズイじゃないですか。
ガウスの妹コルナは、ドリジットという偽名を使って工場で働いていました。そこで、出会ったトーマス・イフラントと婚約。
妹のために大金を奪いたかったのでしょうけど、罪悪感に捕らわれた妹は国境警備隊に自首しました。
ガウスが命を張ってまでしたかったことって、何の意味もなかった。
ガウスの体内に爆弾があると分かり、本部にいた職員たちが避難します。
ボス、ゲープ、カスパーが残ります。ガウスは爆発処理室に独り取り残され、体内を冷やすようにと冷たい飲み物が差し入れされます。いっそ業務用冷凍庫に入れた方が早いんじゃ…。食堂とかないのかなぁ。
ここで爆発したら、体がばらばらになって掃除が大変そう、とか酷い事を想像してました。
結局、説得は出来ず。爆音が響き渡ります。病気で余命わずかとはいえ、恨みをもったまま死ぬなんて。なんて寂しい人生。ガウスは過去を乗り越える強さを持っていなかった。
このドラマって、いつも更衣室で終わってましたっけ?なんだかシャワーを浴びて、タオルを腰に巻いただけでうろうろしている人がいるのはファンサービスなのだろうか(苦笑)今回はフランクがビール飲んで行かないかと誘います。でもねー、コニーは83年もののワインを家で奥さんと飲むから、真っ直ぐ帰りますとさ。ちっ、ドイツ人ならビールを飲めビールを!!デミアが俺も一緒に飲みたいと、また微妙な突っ込み(笑)コニーも、俺とお前と奥さんと三人飲むのか?って真面目に答えなくていいから…。この前寄り道せずに帰ったら、寂しい思いをしたゲープがフランクと飲みに行ったと勝手に妄想してます…。あとカスパーもね。きっと爆弾について熱く語りたいだろうなと。
デミアはBKAに行かなければなりません。
銀行の監視カメラが、デミアの兄の最後の姿を録画していたのです。兄は二人の男性に拉致され、その後遺体となって発見されました。フォーグラーとアルマーニという二人の男は、ドイツ人です。フォーグラーは四年前にイスラム教に改宗し、デミアの妹と同じモスクに通っていました。兄は妹が何かしようとしていると心配し、メールを送った後に殺害されたのです。デミアは、妹は原理主義者ではないと反対しても、パキスタンにボランティアに行っているという言葉は空しく響くばかり。
またデミア話になりそうですねえ。ニヤリ。
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