ビビアン職場に復帰できたのですね。医師にOKをもらって、手術までの間働くそうです。でも無理は禁物ですよ。消えた男性はジョン・マイケルズという名の老人。目撃者のロバート・レメセントは、ビルの屋上に来て端まで歩いていったから、自殺するのかと思ったそうです。下を見ると、黒尽くめの男二人が、黒いセダンに乗っているのが見えます。するとジョンは買い物袋を落とし、慌てて地上へと下りていき、車に乗っていったそうです。
ジャックがジョンの部屋を訪れると、レコードの電源が入れっぱなしになっています。側にあったレコードをかけ、なんだか感慨深い様子。ジョンの部屋には、朝鮮戦争で得た勲章や家族と一緒の写真が飾られています。奥さんに二人の娘。まるで数十年後のジャックの部屋のようです。
ジョンは保険会社の調査員をしていて、退職したばかりでした。奥さんとは離婚して独り暮らしです。これもまたジャックっぽい。今までの調査報告書が詰まった箱が山の様に積み上げられています。保険の調査員は怨まれることが多いため、今回の事件に関りのある人物がいないかどうか、調べなければなりません。がんばれダニー!!
マーティンは近所の聞き込みに廻りますが、ジョンなんて人は知らない、と無駄足を踏んでいます。
なんだかお疲れの様子。
元奥さんで、現在は再婚しているマーサ・スコッキンスを訪ねると、失踪する前に何度か会いたいと留守電にメッセージが入っていたと話をします。それでも無視していたら、ある日突然訪ねてきたと。なんだか違和感を感じていたのですが、ジョンはジャック役のアンソニー・ラバリアが特殊メイクで扮装して演じています。いまどきこんなバレバレな特殊メイクも珍しいと思うのですが。家庭を顧みなかった過去を許して欲しいとジョンはやって来たのです。でも、今更何を…とマーサはつれない態度。ジョンが蔑ろにされたことを、ジャックは我が事のように感じ、マーサに対して怒っています。一緒に捜査に来たサマンサも苦労しますよ。
ジョンのクレジットカードの利用状況を調べると、ニュージャージーにあるストリップに何千ドルもつぎ込んでいたと分かりました。それを調べたのはマーティンで、サマンサと一緒に行くといったら、ジャックがサマンサと一緒に行くのは自分だと主張。いや、そんなとこで気遣いしないでいいから…。しかもウィンクまでしてみせるし。今日のジャックはちょっと変ですよ。
ジョンの二人いる娘のうち、長女のヘレンがストリップで働いていました。
ここでもジョンは過去を詫び、ヘレンを救い出そうとしました。ヘレンは父親とずっと連絡を絶っていました。ここでも、何を今更…と拒まれてしまいます。
でも店のオーナーで、ヘレンの彼氏でもあるフレディが
「ヘレンがこうなったのは、あんたのせいだ」
とジョンを責め、返す言葉もなく、車に乗って帰るしかありません。
ストリップのネオンが、デ・ジャ・ヴュとなっていたのは、何かの暗喩なのでしょうか。
ヘレンの自宅に、なんでかジャックがいます。なんだかシャワー浴びるのなんのと、微妙な雰囲気。
そこへヘレンの妹キャサリンが登場。なんなのこのシチュエーションは!?と視聴者を代表した台詞を口にします。キャサリンは優等生タイプ。スーツを着て、髪を一つにしばっています。脱落した姉に、しっかり者の妹。
キャサリンはクリスマスカードだけ、父親と交換していたそうです。日本でいうと、年賀状かな。
ジョン・マイケルズを調べていると、ジャックの父親と繋がりがあると分かりました。
ジャックはずかずかと父親の家に入り、ジョン・マイケルズとの関係を話せと迫ります。
軍隊時代の仲間だった、ニ三日前にもここに来て世間話をした…。
「親は何をしても子供に怨まれる」
父親のもらしたジョンに対する一言が、ジャックは自分の事を言われているのだと思い、何度も「俺は怨んでなどいないよ」と繰り返しています。でもお父さん全然聞いてませんよ。
生命保険に二つ入り、一つは二人の娘へ、もう一つはスーザン・スミスへと保険金が相続されるように、保険証書を書き換えていたジョン・マイケルズ。
スーザンって誰よ?!ってなわけで、ジャックが聴取をすることに。なんでも一緒に働いていた頃、ジョンと不倫関係だったそうです。まるでジャックとサマンサのようです。ジョンはスーザンの下へも、何十年ぶりにか会いに来ていました。思い出話に花が咲きます。まさか、死後五十万ドルも受け取ることになっていたとは。
スーザンは、ジョンはある保険金の支払いに疑問を抱き、ずっと調べていたようだと話をします。
夫が殺して、自殺に見せかけたのだと。
ジャックの母親は自殺しています。子供のころがフラッシュバックで浮かび、ジャックは混乱して行きます。
ジョン・マイケルズが溜め込んでいた調査ファイルで、母親ドリス・マローンのファイルを見つけたジャック。
興奮して、父親の家を訪れます。また父親に向かって、お前が殺したんだはないでしょう。もう、頭に血が上るとこれなんだから。ああ、勢いあまって弁解も聞かずに逮捕しています…。黙秘権があると言われてもねえ。
ビビアンが、ジョンがビルの屋上から見ていた車が、通りを挟んで向かいにある店の監視カメラに映っていたといいます。車のナンバーは、なんとジャックのものでした。ええ、何それ。精神科のドリスも出てきて、捜査は諦めるしかないと。ジャックは父親が犯人なんだ!!とブチ切れ。ビビアンに家に帰ってゆっくり休んだほうがいいわ、と言われる始末。マーティンはどうしたらいいか分からず立ち尽くし、ダニーは苦笑い。
ここからラストまで急展開。ってそんなオチってありですかい?!うわー、もうジャックに振り回されたよ。うーんでも、サマンサに未練ありと見た。
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