以下の文章ではCSI:4に関するネタバレを含みます。
ご注意ください。
CSI:4 #23キメラの遺伝子
カジノで働く女性が襲われ、命からがら住宅街へと逃げてきた。乱暴されるのだけでも辛いのに、そのあとの病院での検査や取調べなど、二重の苦しみを受けなければなりません。被害者のリンレイは強い人で、犯人逮捕に協力的です。キャサリンが聴取を取るのですが、犯人はさかんに顔を見るように命じたのだという。犯した後で殺害するから顔を見られても平気だったのではないかと。リンレイは隙を見て股間を蹴飛ばし、逃げ出したのだった。だから、足の裏がひどい傷だらけに。でも命が助かってよかった。犯人の顔を見ているので、似顔絵を作成することになります。顔が完成したあとで、リンレイは目をつぶり、事件のことを最初から思い出します。目を開けた瞬間に、似顔絵を見るかたちになるのですが、見た瞬間に嘔吐してしまいました。それだけ似顔絵が似ていたことになるけど、何度も思い出したくないことです。
サラは二ヶ月半も休暇が残ってます。グリッソムが休みと取るように命じますが、主任も取っていないから休まないと言い張るサラ。二週間休めなんて言ってくれる上司は、そうそういませんから。
グレッグは、DNAラボか現場捜査か、どちらにするのか早く決めて欲しいとグリッソムに訴えます。
後任を見つけて、仕事を引継げば、いつでも現場に異動していいとの返事が。そういう仕事って人事課とかがやるような気がするけど、かなり個人に任されているんですねえ。
似顔絵から、トッド・クームスという人物が逮捕された。しかし、犯人の残した体液と遺伝子が異なっていた。
しかしアレルが近いので、親族によるものと見られる。サラは家系図をしらみつぶしに当たっていく。
キャサリンは、容疑者が保釈されたとリンレイに告げる。あの男の顔を見たのに、なぜ逮捕できないのか。
リンレイは自分の身が危ないので、銃を売っている場所を教えて欲しいという。
キャサリンは、友人の家に泊まるなどして、独りにならないようとアドバイスするのみだった。
キャサリンのもとにリンレイから携帯が入る。しかし電波の状態が悪くて、言っている内容があまり聞き取れない。最後にはガラスの割れる音と悲鳴が。
リンレイの車の窓ガラスが割られ、彼女の姿はどこにもなかった。さいわいにも携帯電話が最新のものだったので、GPSで居場所を突き止める。しかし、犬が携帯電話をくわえていたのだった。その近くでリンレイは遺体となって発見された。CSIチームに、重い空気が立ちこめる。どう考えてみてもトッドが犯人なのだ。なぜDNAが一致しないのか。親族一人一人の検査をしても、該当する人物はいない。
車の窓ガラスについていた血痕はトッドのものだった。再び署に連れられてくるも、また早とちりではないのかと余裕満々である。主任が服を脱ぐように命じ、トッドは嫌々ながら裸になる。写真を撮っている最中に、グリソッソムが何かに気付いた。背中の皮膚がまだら模様になっている。調べてみたところ母親の胎内にいるときに、双子になるべき受精卵が、一つに混じってしまう特殊な例で生まれたのだと分かった。だから口の中の遺伝子と、精液の遺伝子のDNAが一致しなかったのだ。口内と頭髪、血液と精液、で異なるDNA遺伝子を持っている。
だから、骨髄移植のときに不適合が起こり、親戚の少年は亡くなってしまった。本当は別々に生まれてくるはずだったのに、兄がこんな犯罪のために自分のDNAを利用したと知ったら、弟はなんて思うでしょう。
ブラックジャックのピノコも、姉のおなかの中で育っていた双子の妹だったんですよねえ。ばらばらだったのを、ブラックジャックが繋ぎ合わせて。
最後に悲しい出来事が。サラが酒気帯び運転で逮捕されてしまいます。血中濃度は0.09。最近取り締まりが厳しくなったばかりだから、とおなじベガス署のお巡りさんは上司からの注意のみで見逃してくれました。
サラを迎えに来たグリッソム。さあ、帰ろうって優しいのがこれまた泣けます。サラは、ウォリックとニックと別れたあとで、一人でお酒を飲みに行ったんですね。ブラス警部が心配していたことが、そのままになってしまいました。で、これでシーズン4は最終回です。うう。
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