以下の文章ではCSI:6に関するネタバレを含みます。
ご注意ください。
CSI:6 #21 悪魔のブライズメイド
幸せな結婚式が一転。オープンカーで出発した新郎新婦ですが、車の後ろから新郎の母親が足首を縛られて引きずられて行きます。被害者のダイアンは弁護士で、マフィアがらみの仕事も多かったため、その筋による者の殺害かと思われたのですが。
ニック、髪の毛切ってさっぱりしましたね。矢張り短い方がよく似合うと思うのですが。
現場となった披露宴会場を後にし、ニック、サラ、グレッグの三人はダイナーで朝食を取っています。
そして気付いた時には、ニックの車が盗まれていました。
これがまずいことに、自家用車に証拠や捜査道具一式を載せていたために大問題に。
証拠は汚染されたとして信用を失い、裁判に用いることはできません。会場は解放したため、これから証拠を取り直すこともできません。保安官は何事だと腹を立てています。三人は内部調査の取調べを享ける歯目になり、帰宅を許されません。
「花嫁の白を着るなんて、どうかしている」
ダイアンに対するデビッドのこの一言がキーポイントとなり、各自の回想が述べられます。
確かに結婚式では、白を着るのは花嫁だけ。新郎の母親が白を着るなんて、嫌がらせ以外のなにものでもありませんよ。
ニックに言わせると、サラは結婚に偏見があると。確かに独身だけど…。今回の捜査チームだと、みんな独身だしねえ。グリッソムにサラ、ニック、グレッグ。
ダイアンは息子で新郎のアダムにべったり。
お酒が入っていることもあり、なかなか現場で聴取が取れません。サラもててるなあ。新婦のジルの兄マイキーにからまれていますよ。サラは手馴れたもので相手にしないけど(苦笑)
ニックもジルの友人たち、ブライズメイドにもてもてです。
電話番号を書いたナプキンが、ポケットに入ってましたよ。やるなあ。
彼女等に言わせると、ダイアンのスピーチはお酒を飲んでいて最悪だったとか。披露宴の様子を撮影したDVDに、その酷い言葉の羅列が映っています。一生に一度のことなのに…。ジルを罵倒しまくってます。取りえもないつまらない女は花嫁として認めないと言い、愛人を作れと。あのー、会場固まってますけど。
ジルは優しい女性で、アダムが悲しむから殺しはしないと。いやー、本当にあんな女から、よくこんなにいい息子が生まれましたねえ。
式場の支配人ロゼッティが特に酷くやられていたと、ジルは話します。
ロゼッティは、結婚式は分刻みのイベントなのに、ダイアンはケーキの色が気に入らないと、全てをめちゃくちゃにしてくれた様を見せてくれます。うわー、分かりやすくて笑っちゃいます。
しかもアダムの父親は、酔っ払って草むらに眠っていたところを見つかって、叩き起こされていました。
映像に映っている、窓から中を覗き込む様子はストーカーそのもの。でもなんで呼ばれなかったの?
アダムの父親アーネスト役の俳優レイ・ワイズさん、24のシーズン5に出てましたね。ツインピークスのローラの父親もやっています。この落ちぶれた感じが味が出ています。
アダムは母親は敵を作りやすい人だと説明します。きっとアダムにだけ優しかったのですよ…。女手一つで育ててくれたから、母親思いのいい息子だと思うけど。
父親のアーネストに言わせれば、彼女のせいで何もかも失ったことになります。
十五年前、ダイアンは仕事に復帰。アーネストは彼女が忙しいためすれ違いとなり、うつ病を発症。
抗うつ剤を飲むようになったら、世間体が悪いから離婚しようと切り出したのです。
しかしダイアンは息子に、父親は麻薬中毒のろくでなし、と説明していたのです。ああ、敵を作りやすいとかいう前の問題かと。
「悪魔は簡単には死なない」
と真顔で話すアーネスト。
ブラス警部も苦笑いです。
ダイアンの体内からジアゼパムという抗精神薬が見つかりました。
薬を嫌う人ほど、はまりやすいとラボの職員さんは語ります。
常用の範囲を越えていたため、これでハイになっていたのではないか…。
ニックの回想は、なんでモノクロなの(笑)
なんだか小説のキャラっぽいなあと思ったら、サラがレイモンド・チャンドラー風ね、と教えてくれました。
読んだ事ないけど…。
控え室にあったブロンズ像のキューピッドが、弓矢を構えています。この矢がダイアンの傷口を一致しました。
果して事故なのか、事件なのか。
「僕等が結婚できない共通点は、複雑さを理解してくれる女性がいないからさ」
とホッジスはグリッソムに語りかけますが
「ドアを閉めて出て行け!!」
と相手にしてもらえません。
そりゃホッジスと一緒にされてくないよねえ…。やはり彼女とは別れてしまったのね。
結婚式で使用されたオープンカーがラボに届きました。
「これでやっと仕事ができる」
トランクには血染めのタオルが。これで犯人逮捕へのとっかかりとなりますか。
ジアゼパムはジルのものと分かりました。誰がダイアンに飲ませたのでしょう。
だんだん大詰めになってきましたよ。
ジルの兄マイキーが、仕事で車を牽引していると知り、誰が話しを聞きに行くかで、ニックがブチ切れ。
グレッグとサラは悪気はなかったのでしょうが、ニックは自分のせいで証拠が駄目になったと責められていると感じています。あんなに怒ったニックは始めてみましたよ。いつも、もっと穏やかだから。ロッカー室にいたウォリックもびっくりしています。
ニックがジャケットを脱ぐと、シャツが血まみれになっていました。
新婦の友人ミンディに貸したものです。電話番号を渡してきたのも彼女。ナプキンには口紅の痕があります。これでシャツのDNAと一致すれば。
ニックの車は戻ってきました。派手な塗装をされて(苦笑)
マイキーの工場にあったのですが、証拠はゴミ箱に捨てられていました。なんて分かりやすい。
キューピットの矢から、きっと証拠が取れるはず。
サラは結婚拒否症でなく、しきたりに捕らわれるのが嫌なのだとか。ベガスだったら、ウォリックのようにドライブスルーで結婚できますよ。というかサラの場合は、そういう問題じゃないかも。
「ジルが可哀想」
この一言の下に、ブライズメイドたちは一致団結したのでした。
もつべきものは友人、ってやつですかね。
ダイアンのことを良く言うのは、息子のアダムだけでした。
私もジルの友人だったら、同じことしていたかもしれません。結婚式をめちゃくちゃにされたのだから。
さあて、事件も解決して、ようやく保安官が内務調査官を引き連れて登場。
グリッソムは答えは一つしかない、と悠然と構えています。
ニック、サラ、グレッグも乗り切れるでしょう。
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