24章から29章 WAR BUDDIES
ペトレリ父とリンダーマンが、ベトナム戦争である特殊任務に係わったお話。
青年時代のリンダーマンって、とても気弱だったんですねえ。ペトレリ父が守ってあげなければ、やられちゃうような感じで。植物の成長を早める能力を持つ少女の殺害が任務だったのですが、リンダーマンは殺意を抱けずに迷っていました。ドラマを見ている限り、こんな過去があったなんて誰が想像できるでしょうか。それを考えると、ペトレリ父が自殺したってのも怪しい。こんなにマッチョな人が、自分にも能力があるかもしれないなんて迷うのかなと。
ベトナム戦争終結後に、ペトレリを訪れたリンダーマンはすっかり様子が変わっていました。この間に何があったのかなあ。リンダーマンの能力がなければ、ペトレリは死んでいました。この借りがとてつもないことになったのかも。
30章から32章 STRING THEORYとWALLS
クレアがサイラーに殺害され、爆発が起きてしまった後の未来。
能力者たちは刑務所のような場所に閉じ込められています。ここにニキもいました。一般房と異なり、厳重な警備が敷かれています。誰もドアが開いたところを見たことがないってぐらい。ここから先はぷりずん・ぶれいくです。ヒロとピーターが協力して、閉じ込められた人々を解放して行きます。道しるべが折鶴ってのが、これまたヒロらしいというか。こっちの世界だと、マットがヒロたちの敵なんですよねえ・・・
家族を失ってしまったニキとピーターが、これを切っ掛けにくっ付いたと。ドラマだとこの辺りが省略されていましたから。
33章から34章 THE DEATH OF HANA
衛星で能力者たちが監視されてるってこと、すっかり失念してました。ハナがノアに命じられて、衛星を破壊するまでのお話です。
ドラマ上では人間探査機のモリーの話に気を取られて、ハナの話は何処かへ行ってしまいましたっけ。
自らを犠牲にして、大勢を助けるなんて。しかし、いくらネットワークを操作できるとはいえ、ああも簡単に宇宙船に忍び込めるもの?!
ハナがネットワークに溶け込んでしまったあたり、作者は攻殻好きなのかもと思ってしまいました。ノアって、ハナのこと忘れてそう(泣)クレアのことでいっぱいいっぱいで。
35章から38章 IT TAKES A VILLAGE
ハイチ人の子どもの頃のお話。
こんなことがあったら、そりゃ一時的に失語症になりますって。彼の父親は、ブードゥーの司祭で特別な能力の持ち主でした。息子の力が父親のそれを上回っていると気づかずにいたため、自ら破滅に向かってしまいます。言われてみればあのペンダントって、鳥を飲み込んだ蛇に見えなくも無く。地に足をしっかりと着け、己を見失うなってことでしょうか。トンプソンは父親を探しに来て、代わりにハイチ人を連れ去ったとか。
39章から42章 BETTY
キャンディスのお話。
思いっきりいじめられっ子だったとは。それでもしっかり彼氏がいるあたり、ごにょごにょ・・・空想のなかで反撃していたら、それが現実に起こるようになるとはね。自分が想像したことを、相手に見せることができるという能力。最後の盛り上がりは『キャリー』みたいでした。みんな狐につままれたみたいに、ぽかーんとしていたけれど。本名はベティだったんですね。『アグリー・ベティ』では、格好のターゲットになってしまいますよ。だから、偽名を名乗り過去と決別したってことか。彼氏がショックを受けて亡くなってしまったのは、やはりキャンディスにも一因があるかと。
43章から46章 GOLDEN HANDSHAKE
クロードのお話。
ノアと組む前に、他のパートナーと仕事をしていたクロード。ハラムという名の男性は、今回の仕事を最後にリタイアを望んでいます。彼らが捕まえようとしているのは、あらゆるものから水分を奪い取る能力を持つ男。逃げ足が速く、あと一歩のところで逃してしまいます。せっかくクロードが透明人間になり、挟み込もうとしても無駄でした。自分が負う側だったから、逃げる側になったときにその恐ろしさがよく分かるのかな。
ハラムの機転で危機を逃れましたが、あの後警察になんて説明したのかな~。しかもフランス語で(笑)
ハラムにリタイアしないよう説得したクロードでしたが、結局ハラムは黙って辞めていました。少し可哀想なクロード。で、ノアと組むように命じられたわけですね。
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